富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

五月六日(月)曇。▼大手超級市塲百佳と惠康の減価競争今回は豚肉戦争にて煽りを喰いしは街市の猪肉商にて一斤HK$16〜17にて卸されるものが超級市塲にはHK$12.5にて卸されこれが減価競争を可能にするものなり。香港にて食される猪肉は生肉は全て大陸からの輸入にて数年前まで豚を満載した列車がKCRを走る度に大変な思いせしもの(現在は国境近くに食肉処理場あり)この輸入肉の八割扱うのが「五豐行」なる企業にて何故にこの企業が寡占権を有するかといえば五豐行は華潤創業の子会社にてつまり中国政府直下なり。五豐行管下に「中港聯」あり何故に中国政府の香港出先機関が此処にかと思えばこれは中港聯合生猪有限公司の略にて(笑)ここから仲買を通じて街市の肉商に卸されるが筋ながら五豐行最近「成利行」なる付属公司設立し仲買を通さず直接大手超級市塲に卸す仕組みにて廉価可能となり。まさに独占供給元(政府)と大手超級市塲(大手資本)が癒着し弱小小売を「肉迫」するものにて香港超級市塲の寡占化進める百佳が李嘉誠資本と思えば「さもありなむ」といふ話なりけり。