富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

四月二十一日(日)快晴。World Series Racing Championshipの第二戦にてQueen Elizabeth II Cup沙田競馬場にて開催される。香港G1にてChairman's Sprint Prizeは今季Sprint三連戦の最終戦にて1.6FvのFirebolt(Allan/Dettori)三着にて五馬身差1.08.8の好時計でCharming City(Hayes/Dunn)勝利。二着もHayes厩のAll Thrills Too(Dye)。昨年のこの日に月本裕氏と一緒に来港され紹介されたS氏、N氏、M氏、T氏と再会。R6をTT馬券で押さえていたガチガチ三頭がToymark(Size/Dye)、Medic Corps(A Cruz/Coetzee)、Premier Speed(羅/Whyte)にてToymark仕上がり良いわりに10倍で単勝一発狙い、M氏、M氏も購入し見事一着は紹介し安堵◎。R7は香港G1のChampion Mileにて旧知のW氏のダービー五着馬Gogles調教良く更にHappy MomentumはSize師にDoleuze騎といふ組合わせ、この二頭の複勝を狙うが×、姚師よりAllan師に移籍することとなり姚師最終戦となった三月のダービーにて13着であったJeune King Prawn(Allan/Marwing)がAllan厩に移り見事一着。Queen Elizabeth II CupはFvはGranderaGodolphin/Dettori)、それにアグネルデジタル(白井/四位)とエイシンプレストン(北橋/福永)の日本馬二頭が人気、地元馬はダービー馬Olympic Express(Allan/Marwing)というところ。九歳馬ながらまだまだ二千米以上では侮れない香港馬王の原居民Indigenousは脚に置くべきか、などと言っていたらGrandera伸びずアグネルデジタルが内枠から好位置を確保しこのまま行くかと思えば大外からエイシンプレストンが差しそれに続いて上ってきたのが原居民。榮進圧縮豚&アグデジは連複HK$122.5にもかかわらず原居民の複勝HK$154ついて三重彩はHK$11308の高配当。T氏が余の戯言を参考にされこれをしかもHK$20で取って嬉しいやらまたしても日本馬を加えられなかった自分が悲しいやら。ゴール前にてF氏に出会えばF氏は日本馬の馬主及び関係者と一緒に馬主ボックス席観戦だったそうでエイシンプレストンの口取りにも参加されたとのこと。DettoriはFireboltの三着以外全く絡みもせず。DoleuzeもFayd'herbeの交替で騎乗のR1のSammy Treasure二着のみでD Cruzとの好コンビの再演ならず。大勝のT氏の勝ち祝い的士にて尖沙咀。N氏がSheraton Hotel喜来頓(へいれいとん)と言ったつもりが運転手聞き間違い(否、言い間違い)Hanoi Rd河内道(ほろいど)に到着(笑)。T氏の祝勝は九龍城の創發にて潮州料理にお誘い受けるが藪用あり辞退、残念。ふと昨年月本氏らに初めてお目にかかりし四月二十二日の同レース当日の日記読み返せば荷風断腸亭日剩大正九年の巻を読んでおり今読んでいるのが昭和三年。なんたる遅読。このままでは荷風先生逝去の昭和34年まで読むのにあと四年は要ることとなる(汗)。▼NHKの衛星放送にて文字ニュース見ていたら「山手線車両の文字放送にて駅案内が英会話にて放送開始」と。それは英会話じゃなくて英語だろうが。英語といえば日本の競馬もこうして国際化するのであれば通訳なしで英語にてコメントできること必須。悲しいかな英語覇権には断固反対したきものの英語が通じぬことは世界から大きく隔たっていることにてそれゆえにこういう事態まで起きる(日本語)。