富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

四月十七日(水)晴。快活谷で時たま上位騎手揮わず地元騎手日あり今晩はそれ。すでに26度もある晩で多湿ときてはやはり欧州や南非の騎手には厳しく此処で生まれ育った騎手には慣れた気候なのか、とふと思ふが根拠全くなし。それにしても鄭雨填君の三勝に嚴顯強君一勝までありR6まで複勝にも絡まずR7にてWhyteの複勝にてHK$65.5つきどうにか挽回するが最終R8で我らがDashing Winner週末のG1、QE II Cupにエントリーしていながらの今晩メインR8(Class-1 1800m)出走は実質的には追い切りか然れど買わぬわけにいかずだが10位とはやはりWoodsでは拙い。Lucky Sabre(何/Whyte)の単勝、獅子花Darwin(Size/Dye)の複勝逃す。R6にてTriple Trioの的中賞金HK$10がHK$2.3億!にもなるが余は九頭中二頭しか的中せず。高額配当の興奮も興醒めはR6にて三頭落馬事故あり快活谷のしかもC+3のような狭いコースにては騎手も質が向上すればするほどスピードレースとなれば事故の可能性も上がり抜本的な再考が必要ではないかと活力夫妻と話す。沙田に本格的競馬場があるのだし快活谷は馬車でトロッティングレース専用にするとか(笑)。▼意外と中曽根大勲位のようなタカ派中のタカ派と思われる御仁が実は国家の大事には慎重にて剃刀後藤田にあっては寧ろこの人はリベラルであるとすら思えるわけで寧ろ結局何も考えておらず「国民の生命と安全をいかに平時から考えていくか。大事な法案だ」と語る雰囲気だけの現首相だからこそ有事法制関連3法案などさっさと推進できるわけで官房長官「政府として国を守っていく責任を果たす。歴代の総理ができなかったが、ようやく法案にできた。今国会で成立するよう全力を挙げる」と宣うが「法案は憲法の下、専守防衛等の基本的な防衛政策を堅持している」というものの地方自治体への指示や私権制限などかなり微妙な問題あり個人情報保護法などとも絡まり歴史的な立法決議が国民の真摯な判断もなきまま生まれていく。かなり深刻であるが基本的にその首相を高支持率で選んだ国民にこそ最も重大な責任があること。それを弁えておらぬのなら最終的な竹篦返しが国民に来ようとも誰も文句は言へまひ。▼香港も御他聞にもれず董建華君の二期目において当然のことながら北京政府のお墨付きで政府高官問責制を推進。これまでの司長級(いわば大臣)が政務官による官僚制なのに対して政務官は次官止まりとしてトップは行政長官董建華君による任命制。高官問責制と聞けば政府高官が公務員の温床にならず責任制でよいことのようだが個人情報保護法が実は個人情報の保護どころか情報統制であるようにこれも実は董建華に忠僕な部下を配置するための制度に過ぎず。▼と、これほど香港にとって重要な政治「改革」がなされているにも係らず蘋果日報の一面トップは歌手の「陳奕迅、台湾公演の舞台で下半身打ち睾丸破損」(笑)。この陳奕迅君が実は謝霆鋒君と同じ英皇娯楽集団所属の芸人にて英皇娯楽はとんだ災難続き(笑)。▼昨日CDを捜しておりamazon.comでも見つからず、がルービンシュタインがピアノでサン=サーンスピアノ協奏曲第2番、どの楽団で誰が指揮かもわからず捜していたが廃盤だったのだがamazon.co.jpで見たらオーマンデ指揮でフィラデルフィア管弦楽団(これなら凄いぞ)というのでBMGファンハウスからちゃんと出ている(ASIN: B00005HNM3)。日本といふ国は政治経済的にはかなり末期的に悲惨な状況だがクラシックのCDについては世界一か……。