富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

一月二十三日(水)晴。ハヤシライスの件にてメールで返事ありそれに余が応答した蔡瀾氏より一週間ほど前のメールに再びレスあり多忙ながらマメな人と感心。ハヤシライス談義。忙しく競馬予想する暇もなく競馬場に飛び込む。かういふ日のほうが結果がよかつたりするものでR1こそ新馬二頭で迷いMultichampが来てしまひ前走よかつたMaster Yin外し後悔。R2にてDoleuze(ドゥルーズと聞けばガダリと思い出すは80年代にポスト構造主義にてニューアカの洗礼を受けし者だけか)騎乗のArrectis Auribus(拉丁語にて「耳がピンと立つ」の意なり)は老八歳にて六歳時に二勝だけの晩成馬ながらDoleuze騎乗すれば復活し前回二着にてこのレース見事に一着、期待せしものの余の馬券は複勝止まり。C氏のDashing Winner騎乗にて一度パドックにて尊顔に拝し李格力ことLegrix君、いつもパドックにて目が合うと一度目はかならず笑みを浮かべ挨拶していただきコソバユし。今晩より始まりしTT三重三連複購入團體の成果はといへばR3並びにR4にて軸馬が落ちたものの二頭当て四着が一頭とまずまずの健闘、但しR6の三頭一点買いは見事に全馬外す(笑)。R4にてCountry Dragon、R6にてAuthorisedと余の期待馬外れるがR5はDoleuzeの今晩わずか二レース騎乗でEasy Kingが二着に入りArrectis Auribusの複勝と掛けており配当多し。R7はSuccess Magic前走よき事押さえておきながら 1,300磅の大型馬にてパドックにてとても速そうには見えずしかも騎手が頼維銘君とあっては期待できず単勝99倍の初戦馬King Lionの複勝15倍に賭ける暴挙に出たが(勇ましく見えたのである)11着に終わりSuccess Magicがまさかの一着……唖然としていつものように人込みを避け新華社の先のシーク教寺院まで歩きタクシーを拾えば運転手ラジオ競馬中継聞きながら余に今晩の損得を尋ね(だいたい余が行き先を告げてそれに広東語にて話しかけてくるは余の広東語の発音の拙さがわからぬ=運転手本人も広東語ネイティブに非ずといふ場合が多いが)何故に好調なる騎手Dye君で勝てぬSuccess Magicが頼維銘にて勝つのか解せぬ!と運転手氏も興奮して激怒、かなり福建語なのだが福建語訛りも理解できるほど余もまさに同感。前走の時計にて気になった馬はきちんと押さえるべしと肝に命ず。