富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

十二月五日(水)晴。杜學魁先生(11月29日の日記参照のこと)葬儀Hung Hom世界殯儀館にて執行われ昼すぎ赴く。広く公益活動に尽力され私立学校長も長く参列者は老若男女数多し。杜先生より七歳年上と聞くElsie Tu夫人八旬を越える御年ながら気丈夫にて十数名ほどずつ祭壇に向かい拝礼をする度に夫人は立上がりしっかりと参列者を見据えその姿に胸を打たれる思ひ。夫人とはお会いしたこともなかったが長く香港で民生運動に携わり老いてもはやアングロサクソンだの黄色だのといった範疇をこえた一人格としての風貌に杜先生も同じく人間こう老いたひものと願う。出棺まで留まる時間なく拝礼のみにて葬儀を失礼す。C氏と晩に銅鑼灣の某居酒屋。えっこれでこの値段?というくらいにcostlyながらかつては午後七時半ともなれば爆満にてこれでもかというくらいに客を詰め込み芸人並びに業界関係者多く焼物の煙モウモウにて賑わっていたものが空席目立ち不況を感じざるを得ず。C氏がHollywood RdのディスコティークPにて映画藍宇の胡軍並びに劉○来臨し盛会ありそれに赴くと言い同行、百年ぶりにP訪れチャリティにてHK$100払い胡軍並びに劉○と記念写真を撮影して収益は慈善団体に寄付という催し眺め一、二杯飲んで慣れぬディスコティークを辞す。芸人は当然のことながら人寄せパンダかシドニー動物園にて人に抱かれ写真を撮られるコアラと一緒ながら胡軍並びに劉○には芝居人らしき華あり別格と感ず。