富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

十一月二十日(火)快晴。virtualave.netにて先週十五日に内部サーバーが24時間以内に変更になる旨連絡あったことを知りそれ故にここ数日不調と信じていたと判る。サーバーの質の向上のためとvirtualave.net側は説明しhttp://fookpaktsuen.virtualave.net/から入れば一切問題なく新しいサーバーに入れるとそれは正しいがこの日剩を旧サーバーsever2040にてブックマークなどしている場合はその旧来のサーバーの更新をvirtualave.netが認めぬため今後一切その知らせしら提供できず。そのサーバー交換の知らせも僅か24時間前にて不親切甚だし。この富柏村サイトの訪問者カウンタを抹消す。何人読むかという期待値に頼る理由もなき由。リカちゃん人形のリカちゃん母親になる。妊婦のリカさんを購ない人形に「同封のはがきをおくるともれなくかわいいカプセルに入った赤ちゃんと、 おなかを小さくするひみつのパーツがタカラからもれなくおくられてきます」なのだが、この送られてくる赤ちゃんはリカさんより顔がデカくどこか不気味。キョービの女の子に「おなかを小さくするひみつのパーツ」など与えれば誤解して友だちの妊娠の堕胎に使いかねず。かなり遅れて『東京人』10月号読む。粕谷一希君が編集長を務めし最終号。粕谷君はかつて『中央公論』編集長を長く務め、それが深沢七郎『風流夢譚』のあとの中央公論の右シフト人事であり、粕谷君は林房雄の「大東亜戦争肯定論」を載せ「思想の科学」事件があり、と粕谷君は保守反動のようにいわれるが、中央公論とて読売に買収された今を思えば当時はまだマシ、粕谷君の「あの程度の」保守思想は今の西尾幹二センセイや小林よりのりセンセイに比べれば狂信的でなく寧ろ今ではリベラルと思えるもの。同号の内田道夫(東洋経済新報社金融証券部長)「フリーター200万人時代の就職事情」は興味ある分析にて西山昭彦(東京ガス都市生活研究所所長)の分析「フリーターがそのまま年をとると、40歳、50歳で年収200万円、300万円の低所得者が大量に出る」ようになり「親の含み資産である家屋や所得や年金が当てにできる時代はまだよいが、それもなくなると大きな社会問題」となり「どうしても税金などで救済することになるのでコストの高い社会」となり「多くの人間が貧しいレベルで均衡する社会かもしれない」という予測。老人が溢れ壮年層がフリーター出身で低所得、若者は少なくそういった重荷を背負い……とまったく希望もなき社会の出現か。