富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

十月九日(火)曇。かつてH社のM氏より近未来の電脳環境としてモバイルなどなくなり各人がICカードのようなものを持ち歩いていればどの電脳や通信機器などを前に立てば自動的に電脳がそのカードからのデータを読み込み各人用の作動し始めるといった話を聞きし事あり。M君とこの話を今朝方して但し現状の技術ではこのカードを胸ポケットに携える事は心臓に悪影響ないかICカードの紛失盗難という懸念もありM君が然らばケツにチップを埋め込み椅子にセンサーを取り付けたら如何と。妙案。ただしコードレスになるのはまだ先の話として安定した通信環境とするにはやはりLANとして椅子に突起ありそれを肛門に挿入するは一案だがそれで快感に至る者あれば痔もちには激痛走り他者との突起共有の衛生上問題あり。然らばEthernetにて各自が尻よりひょろひょろとコードを垂らすを想像するもをかし。ビンラディン氏のビデオにての発言、精読すればするほどこの戦いは長期化して解決のしようがないのではと思う。かつての冷戦体制のあの平和はいずこに……。米ソ対立に中国が絡むなどという虚構の対立で世界が安定していた時代よ。

<オサマ・ビンラディン氏の発言要旨>朝日新聞より
巨大なビルが破壊され、米国は恐怖におののいている。米国民が味わっている恐怖は、これまで我々が味わってきたものと同じだ。我々ムスリムは80年以上、人間性と尊厳を踏みにじられ、血を流してきた。神は米国を破壊したムスリムの先兵たちを祝福し、彼らを天国に招いた。今もイラクでは罪のない子供たちが殺されているのに、それを糾弾する声は聞かれない。イスラエルの戦車がパレスチナで破壊行為を続けているのに、だれもそれを直視しようとしない。なのに剣が米国に振り下ろされると、偽善者たちは悲しみを表明する。米国はテロに立ち向かうとうそをつき続けている。(原爆を投下された)日本をはじめ、世界中で何十万人が殺されても、米国はこれを犯罪とは呼ばない。(98年に米国大使館連続爆破のあった)ナイロビとダルエスサラームで米国人が殺されると、アフガニスタンなどに爆弾を落とす。世界は今、信仰をもつ者と、異教徒に分かれようとしている。すべてのムスリムは信仰を守るため、立ち上がらなければならない。預言者ムハンマドの地、アラビア半島から悪魔を追放する風が吹いている。米国民よ、私は神に誓う。パレスチナに平和が訪れない限り、異教徒の軍隊がムハンマドの地から出ていかない限り、米国に平和は訪れない。

フランスLongchamp競馬場で開催の凱旋門賞月本裕氏の観戦羨まし、Dettori騎乗のSakheeが優勝、G1レース100勝目とは……。人気薄ながら武豊のサガシティ三着も見事。折しも米国が阿富汗を攻撃し時の開催にて、SakheeはドバイのGodolphin機構の持ち馬にて主馬主はSheik Hamdan al-Maktoum、月本氏の指摘の通りLongchamp競馬場には欧州の財閥系や貴族の大馬主にアラブ人もユダヤ人と混じりそれぞれが意味深な情報持ちより思惑が競馬場を包みしか。東京より香港賽馬中心サイトのフジヤマ館長来港、活力小姐夫妻交え銅鑼湾は益新酒店にて会食。活力氏夫人乗馬され競馬でなしに馬知識豊富。益新は折角の料理でもあゝも冷房滝の如く降り注げば料理冷めて箸進まず。