富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

八月十七日(金)晴。昨年のこの時期は香港大学の民意調査に対して行政長官董君が行政長官の支持率調査を止めるよう圧力をかけた事が暴露され香港大の学内調査が進み学長と副学長が辞任する騒ぎだった夏。今年は先月曾某なるコメディアンが深夜襲撃されその襲撃した黒幕が新興財閥で芸能フィクサー系の楊某で楊が警察の事情聴取を受けているという、いかにも黒い芸能界的な「ひばり」の世界。日本人学校(大埔)の外壁に日本の歴史認識に対する罵詈の落書き。終日、日本に行っていた間の雑用片づける。不在中に香港城市大学の講師にて中国にて諜報容疑で検挙されていた李なる米国籍華人が(北京オリンピック特赦にて)中国から放出され米国経由で香港に戻り、9月からの新年度の復職の有無が審議されていたが、城市大学はC学長脚光浴びて学問の自治により復職認める措置。城市大学のC学長は旧知のM君の父上、かつてC氏が香港科学技術大学の工学部長時代に陽明山荘の住宅に招かれ、息子の連れたちに真摯に接する態度がかなりの紳士だったが、かなりの出世。香港大の空席のままの学長候補でもある。