富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

六月一日(金)曇。週刊香港の連載を書くのに資料調べもあり、実は最近はインターネットで済むのだが、せっかくだから愛機を携え行ってきました中央図書館。最悪。物見遊山の客が多いのは季節柄まだ仕方ないにしても、各机に電源とコネクションあり、さっそくMacの愛機をつないでみると反応しない(困った)。きっと何百分の一の確率で接触が悪いのだろうと別で試す。つながらない。なんと中央図書館が単なるサーバーなのではなく、中央図書館のシステムの端末としてつながるそうで、システムがWindowsだからMacがつながらないっ。よく見るとご丁寧に壁のコネクションの上にもそう書いてある。確かにそれならH画像も見えないわけだ。しかし結局、つながったところでメールが送れるでもなく、たんにインターネットが見られるだけ、くだらない。図書館なのにとにかくあちこちに電脳ばかり。みんな香港地産netとかYahooとか見てる。ここはインターネットカフェか。携帯電話は禁止なのに電脳にはヘッドホン完備で音楽聴いている奴もいる。すごい矛盾。図書館というのはいかに静寂な環境を提供するか、が大切なのに、何が驚いた、って人の動線と閲覧場所が区別されてない。エスカレータは野暮なデパートみたいにいちいちフロアをぐるりと回らないと乗れないので、その客がフロアを歩く動線上に閲覧机。しかも巨大な吹き抜けで全フロアで人が蠢くのが見える。HSBCの本店じゃないんだから。銀行ならそれも躍動感だろうが。こんな施設に自分の税金が使われたと思うとほんと冗談じゃない。結局、作った人間のおつむが馬鹿だったのでしょう。図書館という器だけ豪華で中身空っぽ。エレベータ扉に刻まれた市政局のロゴが阿呆さの象徴か。原稿仕上げて、恭和堂にて亀苓膏、店が新装なっていたが味はかなり大衆に融合してマイルドになってしまい、無糖で食えるが効能半減?、銅鑼湾なら亀ゼリーはやはりPennington街の樂製亀苓膏にかぎる。ジム。T氏にオヨバレで日本カレー&洋食のBeeの二号店にて何故かしゃぶしゃぶ。T氏がご主人と懇意だからだが、周囲の客がカレーとかコロッケ定食するそこそこ小奇麗な店にてしゃぶしゃぶするのはかなりシュール。何か悪いことをしているような、図書館でオイチョカブとかそういう感じ。しゃぶしゃぶする間に早いテーブルは三回転。14卓で5回転すれば280、昼は140として、小さめの一号店で昼夜で200で620人の客が単価HK$70として30日でHK$1.3m、地代を考えるとかなり繁盛しているがまあまあか。