富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

1月6日(土)晴。12月からの肉体酷使が祟ったのか昨日より体調わるく自宅にて10月よりずいぶん貯まっていた『信報』の専欄と芸術欄、雑誌各種を読みながら沙田の競馬中継、ロンドンのハーベイニコラスを買収して香港西武も買収した香港のブランド王Dickson Poon氏が馬主の日本産馬「閃閃馬」は新馬戦にて一番人気で外し自信のあった創業精神、皇帝、頼みの金龍華と全く不調。十月の新聞で尖沙咀京菜・鹿鳴春が十月にて閉店していたことを知る、八月に訪れての砂鍋排翅が最後。神州古書にて香港賽馬中心サイトのふじやま館長に頼まれた『大勝馬徑』88-89年年鑑(HK$60)や『幸運馬徑』81-82年、『幸運』排位版81-82年などを購入、すると主人が私を競馬好きと判じたようで72年の香港ダービー日の馬票(HK$65)や年代不明(70年代)の未使用馬券4枚セット(計HK$80)を見せてくれる。日本人倶楽部のレストランさくらの和室にて県人会M氏家族と恒例の新年会、一乃蔵辛口にてあんこう鍋。Citysuperにてジェラート舐める。築地のH君よりのメール、面白きものにて引用せば「本夕の都新聞(注……東京新聞の旧名)に掲載せらるる「二十五年後の歌舞伎」という共立女子大学教授近藤瑞男博士に曰く「二〇一五年に改築された歌舞伎座は八代目菊五郎(48)の襲名披露興行中。出し物は「鏡獅子」「髪結新三」。初代そっくりになった中村吉右衛門(81)が元気に家主と源七を付き合う。七代目は梅幸(83)となり、「累」を辰之助改め、祖父の名を継いで五年経った松緑(50)と共演中。芝居上手の十八代目勘三郎勘九郎改め)も「踊りの神様」十代目三津五郎と「三社祭」を踊って客席を沸せている。国立劇場も腰の痛みで休養していた坂東玉三郎(75)久々の出演による「老後の政岡」が十三代目団十郎(48)の特別出演で大人気。国立劇場では専属制度が始まり、今年一年間は白猿(79、十二代目団十郎改め)、団十郎親子が専属で出演する。歌舞伎以外でも華々しい活躍が続く十代目幸四郎染五郎改め)は父の当たり役「ラ・マンチャの男」を帝国劇場で熱演中だ」とH君曰くいやに具体的で楽しい。現役の役者が軒並み活躍している中で高麗屋だけが不明なのも意味深、播磨屋が81にもなって元気なのに。H君曰く「成田屋ですら、息子のお伴という(絶好の)ポジションを与えられてがんばっているというのに」道理。幸四郎はもはや歌舞伎の人ではなくミュージカルの名跡。H君は「ここでは書いてないけど、京屋百五歳、八代目襲名披露の口上くらいはやってるでしょう」と笑えない想像を。私が強いて挙げれば猿翁(当代猿之助)が80代で一世一代で狐忠信で宙乗りか。