富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

11月17日(金)去る日曜日のJapanese Hourをビデオで。中央宣広社に言いたいのだが「この番組は次の各社の『御』提供により」という、あの「御」はどうにかしてもらえないものか。スポンサーが善意で提供しているのなら『御』だが、ちゃんと宣伝のCMを流しているのだから『御』は要らない。日本ででも御はつけない筈だ。むしろ視聴者がCMを観てやってるのだ。日本テレビの制作する週刊ニュースも新人の女子アナの研修のようで、しかも脚本(ホン)がなってないから、テニヲハも拙い。不快。巨人軍日本一のパレードの様子を流していたが、銀座に数万人の人出、巨人「軍」の選手諸君ですら寧ろ人出にたじろぎ、あの長嶋ですら「みなさんに『ありがとう』と言われたが寧ろ応援してもらった私たちのほうが……」と正論。たかだか一チームの日本一にいくら地元東京とはいえ銀座大通りを埋め尽くす群衆が湧いたのか、それくらい市井の民に喜びがないのか、巨人が日本一になったことで本来「よくやった」「来年も頑張れ」と誉めて遣わすのが贔屓衆であり、観衆が拝んでいいのは成田屋だけの筈が、「ありがとう」では悲しいかな身も蓋もない。長嶋も「いやー、日本国民の皆さんはどーなってるんでしょーかねぇ」と驚いていたはず。「いやしてくれた」のが長嶋巨人か。それにしてもあの人出、戦前の、皇紀二六〇〇年で市電の花電車でも出た時かのよう、これはファシズムの前兆か。そういえば九月一日の石原の防災訓練も銀座に装甲車。どうも銀座はナショナリズムに汚染されている。どうせなら長嶋を森退任で首相にでもすれば、景気回復にでもなるのでは。