富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

四月二十三日(日)夜半暴風雷雨。起きると黄雲だったが夜半は黒雲警報であったと知る。新聞読み溜まった雑誌整理。科学館にて宝田明と尤敏主演の東宝映画『香港の星』(1963年、千葉康樹監督)。ストーリーはどうでもいい純愛悲劇だけれども、あの時代にシャアシャアと民族、歴史問題を勝手に垣根越しにこの純愛モノをつくった楽天さ。それにしても商社マンが純愛映画の主人公になりえた点は過去の栄光。でも海外出張の帰りにそのまま銀座のバーに現れ、出張を名目に新加坡、クアラルンプールにまで女をおいかけ、映画とはいえこの姿が後来の商社の凋落の原因か。仕事してない点が実に正しい描写。大雨の下、徳發で牛南麺。爆チュー問題ポンキッキーズ見る。武谷三男といってももう誰も知らないか……逝去。