五月廿五日。父の誕生日。親孝行に値すること何もなく父の持病快方には向わぬが平静保つをせめて 薫風や軒の板戸をたたく音 と詠み送る。荷風先生日剰にある岩波書店版荷風全集発行中止に房陽子(平井程一)の詠んだ 秋風や古き板木を摧く音 が元句であるこ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。