九月十日(月)曇。朝明けに霞もいまだ見へぬ寅の刻深く眠りたれば突如寝室に迄響きわたしり大鳴に眠り覚め確かむれば書斎天井がその音の在り処。楼上に住みし人暁に気が触れたか物の怪の仕業かと恐れおののきさりとて楼上に赴き未だ誰とも知らぬ住み人にな…
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