富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

水府の秋

癸卯年十月十三日。気温摂氏4.4/12.2度。晴。家人が昼前まで所用あり先に寺で掃墓済ませ西の谷の駐車場で会ふことにして自動車を泊めて散歩に。偕楽園東門前の門の前で早めの昼餉のつもりが改装中で休業。このあたりで他に食肆もなく偕楽園の外を御成門から県歴史館の方に歩き県青少年会館のココリコ食堂に。偕楽園ユースホステルも併設の施設の飲食施設なのだがかなり常連客あり。野菜カレー。県立歴史館。

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府中(石岡)松平家を出自とするこの松平頼則といふ作曲家について恥ずかしいほど何も知らずにゐた。

音楽家・松平頼則とその時代 -時代を切りひらいたマエストロの軌跡- | 茨城県立歴史館

伯林でカラヤンにまで取り上げられ世界的な数々の賞を受けた作曲家。父の松平頼孝は明治期の鳥類学者として名を残す。母の治子は徳大寺実則公爵の四女で大叔父が西園寺公望


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かなり念入りな展示だつたが何せなら展示室で頼則の楽曲を流してくれてゐても良かつたのでは?……展示室のパソコンの音源をヘッドフォンで聴けるはしたのだが。頼則は戦前から作曲を続けてゐたが終戦を待つかのやうに戦後その才能を発揮する。欧州ならレジスタンスもないのか?と思はれるところだが。手書きの楽譜のまぁきれいないなこと。


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歴史館の敷地内で黄金色の銀杏や崖を下り紅葉を愛でる。常磐線を岩間街道で渡り所謂「護国神社」の横を抜けて水戸徳川博物館との間の谷に位置する紅葉谷へ。


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こちらも紅葉が盛り。この紅葉谷がいつ頃からこんなに紅葉の名所になつたのかアタシは知らない。昔は整備もされてをらず。

手入れされた公園の紅葉も見事だが自然に廃屋に蔓延つた蔦の紅葉もまことに味はひがある。

▼大相撲九州場所ハ2敗同士デ大関霧島ガ熱海富士下ス