富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

英国停派現職法官任終院

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陰暦二月晦日。気温摂氏5.9/20.4度。曇空だつたが深更に雨本降り。気温も昼は20度超だつたのが夜に急速に冷える。水府は今日やつと気象台が桜の開花を発表だが東都はもうすつかり満開で今夜の雨で些か散るかしら。本日六世歌右衛門祥月命日(没後21周年)。

森永製菓のチョイスビスケットが好物。空き箱の中を覗くと何だか切り抜いて工作ができるやうで気軽に始めたら細かいところ念入りにやるべきもので小一時間要した。指示通りではなく細かい工夫もして出来上がりには満足。これは子どもには余程器用ぢゃないとできないものだらう。

かなり素晴らしい演奏だつたさう。「この濁りのない清らかさこそがグリーグの神髄なのです」(プレトニョフ)。マエストロ自身は「濁りの上澄みの清らかさ」なのかもしれない。結果的に美しければそれで良い、とするかモラルを採るか、みたいなもの。


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英国統治であつた香港では司法制度も英米法(Common Law)が採用されており香港司法の最終裁には英国から英国最高裁の長官と副長官が裁判官として遣られてゐるが(非常任であり司法象徴的な意味もある)その二人が香港最終裁判事辞任。国安法による法治不能に対する英国政府の意向。これで1997年より継続されてゐた判事派遣が終焉。大公報つまり中共はこれを英国による香港司法に対する「攻撃」と非難し香港の司法と法治は強固なもので不変と嘯いてみせるが国安裁判を見てゐれば司法の独立などないことは明らか。

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