(大公報)香港では不動産売買で売り手買い手双方が弁護士を雇ひ実質的に売買業務代行をさせるケースがほとんど。日本であれば宅地建物取引士といふのださうな、が入つて売買契約や契約書に齟齬がないか確認してとなるのだらうが香港ではSolicitorと呼ばれる弁護士(Lawyerとは異なり事務弁護士と訳すさう)がコンビニより多く看板を掲げ、不動産売買以外にも地味な取引とかも扱ふ。司法書士に近いかもしれない。ただ宅地建物取引士や司法書士と大きくことなるのは香港では弁護士が買い手、売り手に代はり売買金の出納代行まで行ふ。売掛、買掛にならぬやう双方の弁護士が売買金を保管することで信用取引となるのだが弁護士が契約不履行する可能性もないわけではない。だが不正が隠蔽できるはずもないのでこんなこと起きないと思ふが起きたやうだ。(蘋果日報)ダメな香港市役所だが財政だけは扱ひはお上手。それでもとくに地税での贅澤な税収があり特別行政区として国防や外交など国家政府の支出も中央政府への上納金も免除されてゐるのだから余程のことがないかぎり財政困難に陥ることもないのだが現任の財政トップ陳某は疫禍で経済停滞がちのなか敢へて増税を策略で今後も消費税や証券取引税などありやなしや。
外は恐ろしいほど寒く未明の陋宅居間の室温は摂氏5度であつたが朝日がさしさえすれば室内は暖かく紅梅もまだ蕾が開いてゆく。ご近所でご不幸ありご自宅へ弔問に伺ふ。
今ではお隣ではないのだが昭和の商店街でお隣だつたお家のご主人。卒寿を超へてのご長寿。数年前に手足の動き難がでて施設に入られ一昨年、母とお見舞ひ伺つたら身体は不自由でも頭はじつに明晰。それが若いころから達筆で書をよくされた方だつたがリハビリでまた運筆も自在にできるやうになつてゐたといふ。疫禍で施設で来客を迎へたり外出や自宅への一時帰宅もできぬまゝのご逝去は悲しいところ。
弔問を済ませ市立博物館へ。今日が千穐楽の子どもミュージアム「戦争ってなに?」の企画展を見る。
昭和20年8月2日の大空襲で水戸の旧市街の大部分は焼失。この地図にもあるが上市で米軍機の攻撃目標となつたのがアタシの母校の五軒小学校(現:水戸芸術館)。近くで焼け残つた建物は川崎銀行(後の三菱銀行)やいくつかの商家の蔵くらゐでといふ話を幼いころ水戸市史に詳しい望月校長(安雄さん)らからよく聞いた。
本日は成人の日で寒く午後は家に閉じこもる。先週土曜のNHK FMのピーターバラカン Weekend Sunshineが4時間半の冬特番だつたのでじつくりと聴く。