富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2018-06-25

農暦五月十二日。昨晩はやはり結局、蹴球世界盃の日本対セネガル戦の前に寝てしまふ。世界盃開催前に突然の監督交代や選手選擇も新鮮味に乏しいとか評判パッとせずだつた日本代表は初戦勝ち強豪セネガル戦引き分けに持ち込むと今日は監督、選手のこともベタ褒め。「勝てば官軍」といふ言葉あるが、まさにこれ。早朝に驟雨。晴れ。晩は雲も晴れて夜空に月と星がきれい。
▼先週土曜日に尖沙咀のCitysuperに寄つたら、まぁ食材など値段の高さ、それにも勝るとも劣らぬ消費の勢ひに驚くばかり。一房の日本産のマスカットや桃が季節外れとはいへ2万円近い値段。それでも日本産ウヰスキーも高いが一番驚いたのは1985年のロマネコンティがHK$198,000(275万円)である。
▼勝負事といへば昨日の宝塚記念で香港馬Wertherが首差で2着と健闘(SCMP)。それにしても“A neck was all that separated John Moore’s superstar from the winner Mikki Rocket at the end of the 2,200m feature”なんて英語表現、アタシの英語感覚ではできない。いかにもセンセーショナルなスポーツ記事のリードっぽくて格好いゝ。ところでWertherを「ワーザー」って英語読みとカタカナ書きがアタシにはピンとこなくて勝手に「ウェルテル」と呼んでゐる。ゲーテか。久ケ原T君は直ちにオペラ好きの馬主がマスネの傑作にちなんで名付け?と。このヱルテルは新西蘭産駒。この馬主の他の持ち馬はアドニスで引退馬ではドロリーゴもゐて、もう一頭はサマディーぢゃ「三昧」で梵語
青山ブックセンター六本木店閉店。ずつと昔からあつた印象だが開業から38年の由。1980年といはれると、そんなものかと。六本木なのでABCは大人になり東京暮らし始めてから広尾の仕事場から日比谷線で仕事さぼつて、恵比寿の家から夜中のサイクリングで行く本屋さん。アタシにとつてカルチャーショックはもつと前、中学生の時に好きだつた渋谷パルコのリブロやロゴス。