富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

港珠澳大橋開通

農暦九月十五日。霜降。いやな夢を見て寝汗びっしょり倦怠の極み。その夢は、昼の明るいうちに香港はQuarry BayのTaikoo Placeにある音楽堂で(実際にそんなものはない)、伯林フィルのコンサートあり(あり得ない)そこに知己が何人も正装で来てゐてジム帰りだかのアタシは(実際に伯林フィルの音楽会にゐておかしくない)長野T氏からチケット1枚譲られる。本番30分前でアタシは慌てゝタクシーに飛び乗り陋宅に還る。冷房修理中で、それの対応に慌たゞしい家人。急いでスーツに着替えるのだが慌てゝシャツは裏返し、袖も通せず……でパニック感で寤める。朝六時もまだ暗い。

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港珠澳大橋開通。もう少し先かといふ憶測のなか先週、急きょこの開通発表され習近平国家主席来臨がため最後の最後まで国家機密。大公報(翌日)の見出しにあるやうに肝は「國之重器勇創世界一流」で他国技術に頼らぬ土木建設技術誇る「自力更生」で毛澤東時代に長江に橋を掛け、鄧小平時代に深圳に超高層ビル建てた時の国威発揚と同じ。

麻生“漫画”太郎が不摂生が理由で病気になった人の医療費を健康のために努力している人が負担するのは「あほらしい」と指摘した知人の発言を紹介。これについて代々木の志位委員長

「不摂生」か否かを問わず、病気になった人を支えるのが保険制度だ。だいたい「不摂生」かどうかを誰が判定するのか。こういう「あほらしい」発言を、ご本人が心から正しいと信じているだけに始末におえない。

……と、これは良識的。それに対して山口二郎先生は

麻生発言、生きるに値する人間と値しない人間は、権力者が判別するという意図が明確にうかがえる。くわばらくわばら。そんな社会に住みたくはない。

と、これは一寸、解釈が極端すぎないか。山口先生のかういふ発言にネット右翼諸君は飛びつくところ。さすがに漫画太郎も(さういふ発想の人かもしれないが)この発言で、そこまでの意図とは断定できない。

▼世道人生:最不平等的社會(李怡) https://t.co/Cl40IpBYkL

求分配平等的社會主義,諷刺地最終實現的是世界所有體制中最不公平最不平等的社會。
結果平等,經人類社會百年實踐,證明不可能。那麼起點平等呢?起點平等,或者說是生而平等,眾所周知這不是事實。含着金鑰匙出生,和在貧民窟出生,怎麼會平等呢?生而平等,在上帝面前平等,是指我們須以平等的態度去對待所有的人,不論貧富,不論出身,不論美醜,而承認他作為一個人,是與任何人一樣平等的。起點不平等,並不意味我們不能夠平等待人。
機會平等,是我對分配平等有所覺悟之後,認為一個合理的社會應該有的追求。孟德斯鳩不否定這種追求,只認為這「不完全可能」。而比較可取的是規則平等。過去港英時代得以成功的最重要因素,就是嚴格實行規則平等。而主權轉移後,最大的沉淪就是對規則平等的破壞。