富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

晋三を「愚かな坊ちゃん」と古賀さん

fookpaktsuen2014-03-19

農暦二月十九日。晴。気温は摂氏26度でいきなり夏の如し。晩に然る邸宅にて晩餐会あり末席を汚す。政府某処の高官氏はマスコミと世論には最低人気だが直に話してみると、そんな悪い人ではない、がそれを言つたら晋三だつていゝ人か。晋三といへば野中、河野、山崎卓、加藤紘一といつた自民党OBからの晋三への苦言。極めつけは元幹事長古賀さんの晋三は「愚かな坊ちゃん」(笑)。晋三は「首相にもなれなかった方たちが」と嗤ふだらうが中曽根大勲位までが「慎重な手続きと配慮を安倍首相に求めたい」と産経への寄稿で述べた由(17日)。産経ですら晋三には多少の憂慮あり、といふか神の見えざる手が晋三に働き始めたな、と。自民党といへば一昨日の毎日新聞山田孝男(風知草)が伊吹衆院議長の脱原発を説いてゐる。自民党出身の衆院議長が晋三の政権批判が伝はるが伊吹さん本人は否定。①原発即時ゼロではなく再稼働に反対せず(原発停止による石化燃料依存→貿易赤字増→銀行が国債買ひ支へきれず→外国金融機関に→金利上昇→財政と経済破綻しかねず→よって当面は原発といふことらしい)、②但し核エネルギーは人間の奢りで最終的には脱原発に向かふべき、③電力浪費せず慎ましく暮らすべきといふ信条……ださうな。いつも山田孝男記者の教へる処には学ぶべき点多し。
▼まもなく定期購読終ひする予定の都新聞(こち特)で

ごまかしの責任は追求されず騙される安らぎに慣らされた人さえでてきた。そうなると真相を求める健全さは邪魔になる。ねじれた心性と国際的孤立は無縁ではない。

と牧記者。