富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

Kadoorie Brothers Memorial Run

fookpaktsuen2013-12-15

農暦十一月十三日。朝イチでZ嬢と大埔墟。Y嬢と待合せタクシーでKadoorie農場。気温摂氏15度くらゐ。毎年十二月恒例のKadoorie Brothers Memorial Runだが毎年この時期とてもよく晴れるのだが今年は小雨。初めてかも。午前十時にスタートすると思ひっきりの本降り。5.3kmで距離は大したことないが標高差は442mで三角関数で計算すると(ってそんなもの忘却の彼方でネットの自動計算に頼つたが)平均の勾配は5度でフラットと下りもあるので実質的には上りは10度くらゐか。簡易雨河童着てゐたがビショビショで汗もかき頂上でゴールして着替えるときのまぁ寒いこと。いつもなら漫ろ歩きつ山を下るが濃霧に雨と寒さ辛く主催者手配のマイクロバスで下山。右肩の写真はKadoorie家ご当主Sir Michael Kadoorie, GBS (1941〜)の素敵なアストンマーティン。路線バスで元朗。有得餃に餃子と麺を飰す。殊更美味。場所は表記では又新街だが実際には建業街に面し、このあたりB級グルメ並ぶ。昼餉では随分と満足だがZ嬢が折角だから、と好到底麵家で雲呑麺。これも美味。元朗戯院の横の広場で有機野菜市あり行つてみるが大雨で出店した八百屋も難儀さう。元朗の週末の人混みは近年とてもひどく、元朗近郊に住宅地開発もあるが、それに加へ深圳湾の橋を跨いで、の大陸客の旺盛。西鐵の朗屏站に向かふのに雨厭ひ空中回廊に上がろうと元朗廣場抜けると、まぁ芋洗ふが如き人混み。ユニクロまで開業。年末で繁盛もいゝが明らかにこの商場開設のときに想定以上の混雑で狭いエスカレータに群がる人など危険極まりなし。西鐵朗屏站から香港島に戻る。運賃はHK$25ほどだが今朝、MTRの跨越年代復刻車票系列で今日発売は八十年代のもの、それに磁気カード式の1回乗り放題チケットあり、これを早速使ふ。西鐵など最初から磁気カードなくなる前提で計画された新しい站なので広いコンコースで磁気カード使へる改札口はわずかに1つだけ。夕方、ジムでサウナに入り帰宅。さすがに晝の食べ過ぎで夜も腹減らず。野菜サラダだけ食して智利のTerra Vega Reserva Colghagua Valley Sauvignon Blanc U.V.少し飲む。文藝春秋新年号読む。特集「世界が驚愕した日本人54人」なんて企画として、もう興醒めだが歴史上の人物、物故者、存命でも誰かが誰かを書く、といふ中で唯一、呉清源氏だけが自分語りなのは精彩あり。三島由紀夫佐々淳行が「初めて明かす友情二十年余」と題して扱ひも大きいが相変らず、この方らしい自分がいかに大物か、のぢまん話。ハルキムラカミの書き下ろし小説第二弾『イエスタデイ』読む。言葉もなし。

北朝鮮中共と一緒で日本も死刑存続の法治国家であることだし。