富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

石原君、君が中国大使になり給へ

fookpaktsuen2012-06-08

農暦閏四月十九日。
大飯原発再稼働どぜう首相「国民生活守るため」と会見で訴へ。 国民生活守るため是非、原発撤廃を。いづれにせよ松下政経塾出に「国民の生活守る」と言はれたくはない。
▼首相動静7日【午前】皇居。三笠宮家の故寛仁さまの弔問の記帳。元赤坂の赤坂御用地寛仁親王邸、三笠宮邸、高円宮邸で弔問の記帳。三番町の桂宮邸で弔問の記帳。弔問が五か所。スタンプラリーの如し。寛仁さんご自身「簡素な葬儀に」が遺言なら弔問も簡素化されるべき。皇族方皆様五日から九十日の間、喪に服されるさうだが喪に服す暇もなく糊口凌ぐ業に追はれるのが民草。誰か亡くつて従兄宅、本人宅、父宅、弟宅二か所に弔問に訪れるか、いゝ迷惑。
憲法に「環境権」の明記を主張と衆院審査会で民自公。「環境」って憲法で謳はないと護れないのかしら。改憲のいい口実にされてゐるとか思へず。気がします。
▼北京の丹羽大使がフィナンシャルタイムズ(七日)に “If Mr Ishihara’s plans are acted upon, then it will result in an extremely grave crisis in relations between Japan and China," "We cannot allow decades of past effort to be brought to nothing.”と発言(こちら)。外務省が「尖閣諸島は日本国有の領土で外交問題ではない」とこの発言をば否定。日本領土だとしても外交問題になつてゐるのは事実。寧ろ石原が国会に招かれ尖閣ご意見拝聴となる最中、丹羽大使の発言は外交的に絶妙。日本領土としていればいいだけで都の購入は徒らに中国刺激するだけ。その丹羽発言を外相がお詫びとは国策も外交も無き国の不幸。当然のやうに石原は「少なくとも日本を代表して北京にゐるべき人物ではない」「もう少し自分の国のこと勉強して物を言へ。ぢゃないと大使の資格ないよ、こんなやつは」とこき下ろし「(中国と)利害関係がある伊藤忠(商事の元)社長ごときをだね、かういふ中関係が大事な時に大使として送る方が間違つてゐる」とお怒り。こんな時だからこそ丹羽大使が良いのに。それぢゃ石原、あんたが中国大使になればいゝのに。面白さう。