農暦四月廿六日。昼に外国人記者倶楽部でエズラ=ヴォーゲル教授の講演&昼餐あり。下記の茅于軾氏の考へにも共通するがヴォーゲル先生曰く“Political reform depends on political situation”と。その通り。評価高き鄧小平の改革開放もヴォーゲル先生の指摘待つまでもなく八十年代の経済政策、計画経済によるインフレ抑制の緩和で、市場での物価高は予想されたが現実に最も深刻なのは拝金主義の横行と贈収賄や公金横領といつた中共内部の腐敗で、これは鄧小平の改革開放の誤謬。講演のあとの質疑応答で“Which political leader would Deng Xiaoping be in terms of his political philosophy: Lee Kuan Yew, Chiang Kai-shek, Benito Mussolini, Augusto Pinochet or the Kangxi Emperor?”なんてヘンな質問してゐたSCMP紙の記者がゐたが、これね(利是)。
▼中国の経済学者の茅于軾のインタビュー読む(こちら、朝日新聞、吉岡桂子記者)。現代の毛沢東熱について今の社会の不公平からみんな平等に貧しかつた毛沢東時代を懐かしむもので(毛沢東個人への崇拝ではないこと)茅先生は「現状の不公平は自由な競争の結果ではなく特権が生んだ格差なのだ」と。御意。「いま共産党に代わって中国を治められる政権政党があると思っている中国人は私も含め多くないでしょう。外国人は批判してばかりだが改革開放で得られた経済成長で何億もの人が貧困から抜け出したのも事実。私はもっといい国にするために民主化を進める政治改革が書かせない、と言っているのです」と誠に正論。ただ、その政治の民主改革が共産党にとって特権失ふことになるから、の中共ジレンマ。
@fookpaktsuenhkg: 社説 URL 米軍の沖縄駐留による安全保障の受益者は主に本土の人々である。だが全人口の1%の沖縄県民がいくら訴えても残る99%の間で基地をめぐる議論は広がらない。一方で同じ沖縄の無人島の尖閣諸島をめぐる動きには一部の人々が敏感に反応する。