富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2011-03-23

三月廿三日(水)曇。朝九時のジェットフォイル澳門。何するでもないがZ孃と前々から約束の春の唯一の遠出?で「まつたりと」澳門に遊ばうと。歩こうと思えば歩けるが腰痛気になりタクシーで望厦賓館。荷物預け観音廟に賽し25系統のバスでコロアネ島。Pavilhão do Panda Gigante de Macauに往く(こちら)。平日とはいへ多少の参観者ゐるか、と思つたが大陸客が澳門に来て寸暇惜しんでわざ/\パンダ看るはずもなく参観は閑散。一時間毎の入場制限で参観は10分と規定されてゐるが一応、一時間毎は待たされ、そのあいだ猿や駝鳥を眺めてゐるが一旦入場してしまへば一時間はゆつくりとパンダとご面会も可。氹仔に戻りいつものやうにXiolas師のCastiçoに昼を食す。全く飾り気のない葡萄牙の下町の食堂のやうな店が何だか小綺麗で卓に椅子、テーブルクロスまで新調で店も片づけ卓が2つほど増えてゐる。さらに見習の若衆か一人ゐて、そのわりには余り働きもせず暇さうに葡語のテレビばかり眺めてをり、どうも顔が似てゐて食肆主人の息子君かしら。珈琲だけは彼が当番のやうだが。孫逸仙博士大馬路のスーペルマルカート成昌で食材買物。Z嬢は葡萄牙の岩塩がほしいのだが本当にまだ全ての塩が売り切れのまゝ。日剰(三月十八日)に綴つたがアタシが記事きちんと読んでをらず塩が放射線被曝防ぐといふ噂がながれ、の塩狂買。塩分過多で健康害すほうが問題。昼の葡萄酒に酔つて33系統のバスで爆睡で望厦賓館に戻り下榻。普通のツインでも次の間あり快適な書斎なのが格別。部屋で夕方を寛ぐ。早晩にウェルカムドリンク券で麦酒一杯。望厦の崗漫歩。二龍喉公園の手前から2系統のバスで十月初五日街。市街漫歩。草堆街の鳳城珍記に雲呑麺食す。書店など冷やかし甜香園麥師傳甜品で甘味。7系統のバスで宿に戻る。この数日にたまつた新聞読み。本日M叔父一周忌。東京に住まはれたが墓は茨城県北、かつての久慈郡水府村(現・常陸太田市)にあり一周忌の法要も地震の影響で能はず。合掌。

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