富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

プレトニョフ やっぱり。。。

旧暦五月廿六日。小暑。ミハイル=プレトニョフ師匠タイ王国パタヤでの若衆買ひ昂じ逮捕の由。さすが地元新聞が一番詳しい(Pattya Daily Newsのこちらこちら)あのクラシックの世界で何を今更、のネタ。ちょうど朝日新聞小沢昭一師匠が角界の不祥事扱ひを「芸能的な由緒正しさの終焉」と嘆かれてゐたが、このミハイルはんのお遊びもまさに「芸能的な由緒正しさの終焉」そのもの。それにしてもタイの少年たちにクラ/\と、そこに佛を拝んだか極楽浄土と勘違ひしたかミハイル師匠、天王寺屋の「うかれ坊主」ぢゃないがタイの小僧さんたちに微笑まれて頻なにパタヤ詣で。土地のその筋の通人と昵懇となり別荘もつくるくらゐならまだしも音楽教室からバドミントン倶楽部まで開設。世紀の演奏家音楽教室ばかりかバドミントンはいかにも小僧さん鳩まるかしら。2chで「今後プレトニョフショスタコーヴィチの協奏曲をやるたびにプレトニョフショタコンと言われまくるのだろうか」ってコメント可笑しい。それにプレトニョフが得意とするチャイコフスキーの「子供のアルバム〜新しいお人形」とか、笑へないだらう。プレトニョフの演奏するラフマニノフパガニーニの主題による狂詩曲を聴く。
小沢昭一師匠が角界の不祥事扱ひにつき朝日新聞に書かれた「芸能的な由緒正しさの終焉」は讀んで溜飲下がる思ひ。神事だか何だかの相撲が両国回向院で常打ちとなつた相撲興行がスポーツだの国技だのと持ち上げられ、所詮、大相撲も歌舞伎も閉じられた世界で磨き上げられた芸事で良くも悪くも由緒ってものあり。文部科学省の管轄でクリーンな相撲など寂しいもの、と昭一さん。御意。

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