富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2009-10-09

十月九日(金)早晩に帰宅して軽く温野菜で夕食。Oyster BayのSauv Blの08年。食後に荷造り。晩の九時にまだ自宅にゐて明日の朝七時には羽田といふのも変な感じ。夜遅く香港国際空港。十数年ぶりで日本航空、それも25:35発の羽田行き8730便。今月下旬から週三便に減じられる由。アタシはJALの何処に経営危機的問題があるのかさつぱりわからず。何だか金八先生の問題児扱ひされる生徒のやうに、さだまさしの不良少女白書的に「自分が何がどうわるいのかもわからない」どん底のやう。今晩のフライトはCクラス仕様がかなりの面積占める=Yクラスの少ない、バブルな時代彷彿するやうな機種でYチケットでもツアーでない限りYシートに押し込めることはなからう、と期待したら案の定、かなり老朽化の機体だが27列でCシート。ふだんの就寝よりずつと遅い時間でしかも睡眠薬飲んだのでシートに身を沈めるなり熟睡。深夜便は飛び立つと飲み物支給もないまゝ照明落とし就寝モード。
▼さすが仏蘭西、と築地H君や久が原T君と敬する。例へばジャック=アタリがサルコジのブレーン。話は端折るがえうするに新自由主義は1968年の成果もアナキズムも利用できるモノはなんでも利用する、といふこと。「仏蘭西人ともあらうものがなぜサルコジを選んだのか不思議」でも、要するにサルコジといふ入れ物には何でも入る。支持者はそれぞれ「自分の見たいサルコジ」「自分に理想的なサルコジ」だけを見る。更にこゝ数日のミッテラン文化相の陰間醜聞(折花の風興、とT君)。すでに本人が著述してゐる上で文化相起用。極右派が批難するがサルコジ本人が「仏蘭西的な」優美さも洗煉も欠片も持ち合はせてゐないのに、ちやんと自分の欠点を補ふやうに周辺にはちやんと人材を配置。国立行政学院(ENA)卒のエリートでないサルコジがどれだけ無教養さ諭はれようとも、東国の本人と同レベルのお友達しか起用できぬ安倍三世や麻生三世に比べれば「さすが仏蘭西」かしら。

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