富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2008-08-27

八月廿七日(水)晩にA氏より招飲ありH嬢、S嬢とハッピーヴァレイの寿司「澄」に食す。美味い食パンあり大蒜ベースに雲丹を塗りこみイクラと野菜のせたり、と我が儘言ひ放題。バーSに飲み三更に至る。今月初めのベトナム旅行でダナンを出た鉄道列車の岬めぐり五能線を思ひ出したが、今晩S従兄の携帯よりメールあり、S兄夫妻は函館から青森の旅行で五能線リゾートしらかみ号に乗つた、と。確信犯的に「4人用ボックス席」を二人で占有?と尋ねれば、その通り、考へることはベトナム統一鉄道でのアタシらと一緒。小学生の頃に二人でユースホステルに泊まりながら時には「お父さん、お母さん、ごめんなさい」でグリーン車に踏ん反り返りで旅行したのも懐かしい限り。
▼左丁山氏が蘋果日報連載で「中国奪金」と北京五輪の中国の金メダルラッシュを分析。中国が51個の金と喜ぶが米国は金こそ36個だが金銀銅の計では110個(中国は100個)、金3、銀2、銅1の配点とすると中国が223点に対して米国220点と僅差。で中国は本当にスポーツ大国か、と左氏。中国の金メダルは中国が得意とする体操11、飛び込み7、重量挙げ8、射撃5の4種目で計31個、金メダル獲得数の6割、それに卓球4、バドミントン3を加へると四分の三。金メダル数の多い水泳、陸上では水泳で1つ金メダル獲得しただけで「鳥の巣」競技場では一度も中国国家吹奏されず。蹴、排、籃といつた球技は0。女子重量挙げ、飛び込み、体操、射撃といつた競技がいかに極度の専門性と多大な訓練を要するものか、健康維持も危ふく、飛び込みの郭晶晶選手の眼が亮晶晶とせず朦朧としてゐるのは既知の事実。集団での球技や大衆的なスポーツは苦手で、2012年の倫敦大会も体操、飛び込み、重量挙げ……に偏るのか、と。北京五輪といへば五輪後の中国の経済停滞の予測など囁かれてゐるが十八日の南方都市報(広州)で読んだが国家発展改革委員会マクロ経済研究院の王一鳴副院長が北京五輪効果の負要因は少ない、と説明(こちら)。

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