富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

十一月廿三日(土)晴。午前Q郊外公園を一時間余走る。午後V公園プール。十一月末まで屋外のこの プール開く。この季節とて日差しは盛んにて肌をじわりと灼くほど。瑠璃街の上海弄堂にて菜肉雲呑食す。夕方ジム。ジムを出れば燈時の湾仔Lockhart Rdには女郎酒場のネオンまぶしきなか米軍の若い兵隊たち、店の女将らが「どうせ入らないんだろうねぇ」といふ疲れた風情にて一応は呼込みに声かけるなか 通りを徘徊。女将らは老けてこそいるものの、さすがに尖沙咀のRed Lipsのホステスらが朝鮮戦争以来の現役!ほどではなかろう、恐らくは越南戦争が徒花の青春か、孫とまではいわぬが息子よかずっと若き兵隊、イスラムの 敵に參ろうとするを女将ら如何なる心境にて見つめるか。帰宅してキムチコリチム、コムタンなど朝鮮料理。明日のジャパンカップ香港より遠征の(これが最後の海外遠征)九歳馬・原居民にご祝儀にて500円複勝をフジヤマ館長に託す。
▼Business Traveller誌にタイ人女性の投書あり、全日空ビジネスクラス屡々利用するが客への対応が男性顧客中心であり女性には酒を勧めなかったり雑誌も男 性誌ばかりであったり、と。客へのサービスで男女格差あり。この女性曰くシンガポール航空もっとも平等に男女を扱う、と。日本航空もかつて酒場のホステス の如き「温情」にてサービスあり客として赤面する時代ありし事を彷彿。