富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

五月六日(土)快晴。海。堀田善衞『上海にて』読了、大江健三郎の褒めた作品に一度として感動したことのなき我、今回もまた堀田の岩波的な上海回顧と日本への政治的視座にうんざり。堀田の『上海』なる小説のほうがまだよかった。あれを読み書いた手紙に丁寧に返事をくれた堀田もすでに逝去。