富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2018-06-10

農暦四月廿七日。快晴。競馬日和。Charter Cupも終はり香港競馬は猛暑のなか消化試合のやうなレースばかりの季節だが昼から沙田競馬場へ。最近お気に入りのHay Marketで昼酒。今日のメインレースは(第8レース)Class-3で芝1,200mのMemers Cupなるものだが何より関心はディープインパクト産駒(母はBaahama)の“Stimulation”のClass-2 芝1,800mでの初陣(第4レース)。こフランスのA.ファーブル厩舎からアキヒロの名でデビューして重賞戦線でも好走し(こちら)香港へ。オーナーは許世勳先生。1番人気はRocketterで6.2倍の2番人気。抑へに抑へて末脚で!と期待したら見事にその展開で……だつたが15倍で6番人気の比卡超(ピカチュー)が斤量119磅のところ黄俊騎手で▲10磅で軽々しく飛び抜けてStimulation懸命に追ひ上げるが3/4馬身届かず2着。冗談でデュープインパクトとピカチューで1,2ゲット(笑)と言つてゐて馬券など買はなかつたら連複で56倍。第6レースではChadwick騎手が8番人気馬(Golden Kid)に騎乗で、これで冒険と思つてゐたが馬券買ふ直前にSCMPの予想見て気が変はつたらChadwick騎手で単勝13.2倍。今日の競馬は今季最悪の結果で全く擦りもせず。香港で騎手王たるJoao “Magic Man” Moreira騎手が今日は出場停止期間だつたが今季で香港去り日本への鞍替へ(SCMP)。日本競馬で賞金狙ひといふ見方もあるが“It’s not about the money”と本人。そりゃ香港のほうが彼にとつては勝ち星重ねられ「収入なら香港のほうが3割増だらう」と本人はシビア。だが2012年にシンガポールで活躍してゐたモレイラ騎手がJRA短期免許申請し拒否され、それで香港に来ての栄光。やはり一度は日本で騎乗したいといふ本音。34歳といふ年齢考へると今のだらう。晩にテレビで「ブラックペアン」最終章なんてのを見てゐてNHK教育で今年4月のN響定演のベートーベンのピアノ協奏曲4番聞き逃す。N響は興味ないがピアノがMaria João Pires(最近はピリスでなくピレシュなんださうな)。今年で引退。そのあと1992年11月のNHKホールでの録画でモーツァルトのピアノ協奏曲第17番の第2&3楽章を聴く。指揮は今回と同じ、まだ若きヘルベルト=ブロムシュテットN響にはとてもN響らしい指揮者だと思ふ(評価は別として)ブロムシュテット。今日投票だつた新潟知事選では自公が推す千葉県人の花角候補が54.7万票で当選。野党統一の池田候補が51万票でもう一人の安中候補が4.6万票だから反自公が候補者一人に絞れてゐれば池田当選だつたのだらうが地方選は国政の場に非ず。花角候補も柏崎原発には慎重な姿勢見せ反原発票も取り込めば、そりゃ「わけのわからない野合の野党」より「腐っても自民公明」か。今回、池田候補の選対に中村喜四郎先生かけつけ新潟で田中角栄仕込みの選挙戦術で貢献した由。