富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2018-06-05

農暦四月廿二日。朝七時に金鐘。The Upper House 49階の食堂で政府某局副局長との朝食会あり末席を汚す。かなり中共色濃厚な政治的な話。中共の奴隷たることに何ら疑問もなき香港の小役人たち。一国両制壊すのは中共に非ず香港といふパッテン元総督の警告そのもの。海南島沖を北上の熱帯性低気圧の影響でやつと真っ当な雨が降る。子どものころ大好きだつた『ぐりとぐら』の絵本眺める。今にして思ふと他愛ない話しだが何が子ども心を擽るのかしら。あまりにもハッピーな二人の暮らしか。何のストレスがない。子どもにもそれがわかるのだ。それにしても『ぐりとぐら』は説教も訓示も何もない。これが魅力。かうした世界から子どもは成長するに従ひ離脱を強制されてゆく。ぐりとぐらが森の中で大きなカステラを焼き始めると、その美味しそうなにおいに動物たちが集まつてくるのだが、みんなカステラが焼けるのを楽しみに待つてゐる。ライオンやワニはまずネズミのぐりとぐらを食べてしまふのが現実なのに。他人に下手に優しくすると大変なことになる、といふ教示では台なしか。
▼森友問題で晋三は全ての責任を財務省に押しつけ外務省では全て佐川の仕業で幕引き図らうとするが全て晋三が「自分や妻が関係していたら」に始まつた改竄で指示もないのに小役人らが自らのポストかけてまでこんな小狡いことができるはずもなし。

↑佐川後任で正直さうに見えた太田理財局長も昨年9月に国交相の小役人と会計検査院対策。それにしても役人といふのは本当によくメモをとる。習性なのか何かあつた時のための保険のやうなものなのか。だが今回の騒動ではメモがとにかく爆弾のやうに炸裂。だがメモがなければ本当に何も出てこないやうな企みなのだから小役人らのメモ習性には経緯表すべきか。