富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

台風再来

fookpaktsuen2017-08-27

農暦七月初六。23日(水)に台風に襲はれたか次の台風がほゞ同じルートで現れ未明にシグナル8となる。夜明けにホテルの窓から眺めると暴風雨。市街はそれに耐へてゐるが、そのなかホテルに向かひ何人も暴風のなか歩いてくるのはホテルの従業員。ホテルは継続営業なので彼らは本当に辛苦。黄埔の街中は立ち並ぶビルの軒下は歩き易いが、その市街からホテルまでの間は道路も広くホテル建物のビル風も強くホテル側に渡る道路は暴風で途中のガードレース等につかまらないと飛ばされさう。ジムのトレッドミルでジョギング。ホテルは午後4時のレイトチェックアウトで午後には台風も弱まりシグナルも3になるといふがアタシはミッションあり、それを待てず。ホテルを出るにも市街までのシャトルバスもなければタクシーは超過料金で、それを厭ひ致し方なく必要最小限の荷物と着替へをランドリーの袋にまとめ濡れてもよいTシャツにジョギングパンツ、サンダルでホテルを出る。家人は台風過ぎるのを待ち私船で北角に渡れば良い。ホテル出ようとするとスタッフが飛んできて「お出かけですか、傘は?」と声かけてくれるが、こんな天気では傘などさしたら却つて危険。客室から眺めてゐた横断歩道は強烈な風で須磨帆で写真も撮れず。黄埔に渡りビル群の軒を抜け消費場所の地下に入る。トイレで着替へ。我ながら「まるで何事もなかつたかのやう」で見事。MTRは運行してをり黄埔から初めてこの新線(油麻地からの延長区間)に乗車して旺角、荔景、青衣乗り換へで空港へ。シグナル8でもフライトはほぼ順調。今日香港に来る客人のお迎へ。その途中、O氏より空港から電話ありO氏は妹夫妻の日本へのフライトがキャンセルで空港で立ち往生だといふ。香港エクスプレスのフライトで空港の情報ではすべて運行となつてゐるが実際に空港に行つてみると日本行きを主に5、6本のキャンセルあり。それを乗客に教へず空港まで来させてしまふとはLCCとはいへ何といふひどい話。空港でO氏に会ふとカウンターでは何の処理もできずホットラインに電話しろ、で当然のやうに電話はつながらず。この話あとで聞いたら現場ではキャンセル証明を発給し復路フライトの料金は全額払ひ戻し、 但し翌日のフライトも宛へず当然今晩のホテルも提供せずで明日の大韓航空でソウル経由で帰国となつた由。客人を迎へる頃にはシグナル3になり北角のibis Hotelまでお連れする。このホテル、ソフィテルと同じAccor系でアタシのプラチナステータスで予約しておいたら小さなバジェットホテルなのにプライオリティチェックイン、高層階の部屋の提供等便宜あり。フロントのアロマがソフィテルと同じ。アトで聞いたら部屋にウェルカムフルーツまであつたといふ。一旦帰宅してシャワー浴び着替へして北角のホテルに戻り携帯電話の契約にいく。最近は「テロ防止」もあり居住者以外の契約は制限あるが居住前提であるならHKID取得までHK$1,500のデポジットといふ。日本から持参の須磨帆にSIMだけの契約で月3Gの容量で月額HK$108也。家人も来て順徳料理の鳳城酒家に飰す。雨降りやまず。

茨城県知事選挙。現職最多7期目!を目指す保守系現職の橋本知事、元自治官僚で自民党だつたが仲違ひで前々回の知事選で自民党対立候補立て惨敗。県内市町村長の殆ど、県議の多くも橋本支持。今回、自民党は大川内某といふ元通産官僚でドワンゴ役員擁立、絶対に負けられず、なら公明党頼り。7期目に多選批判もあるなか現職は自民党の介入を声を大に批判。さらに告示日に東海第二再稼働反対主張し反原発無党派票の取り込みまで狙つたが公明党のおかげで自民党が現職を破る結果に。晋三が応援に来ればよいのに「帰れ!」コール怖いから小泉進次郎が三度も応援で一昨日は「水戸といえば那珂川、桜川に大井川」と嘯いたといふ(母からの話)。結果、自公新人が49.7万票集め現職は42.8万票で負け。共産候補が12.2万票。まじに創価学会票なかつたら自民党負けてたか。「たられば」だが共産も保守的な茨城で12万票集めたのだから非自民共闘どころか「自公を落とす」ことに手段選ばず非自民保守系現職支援打ち出し現職当選させたら面白かつたのに。