富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

八月二十三日(金)快晴。Z嬢の誕生日にてMandarin Oriental Hotelのベーカリーにてケーキ注文。ジム。藪用済ませ中環、C君らと九記にて牛南伊麺、久しぶりにバーR、クラブW。
▼公文、通信学習申し込みの振替用紙に口座暗証番号の記載させる。公文も数を数えるための数字が個人認識の番号に利用されその暗証性がいかに大事であるかの理解もできぬまま子どもに算数数学を教えるとは愚の骨頂。指示されるままに暗証番号を記す客も客。金融評論家で関西大学名誉教授の上田昭三氏は朝日に「こういう形で第三者にも分かるような欄を設ける書式にしたのは明らかにおかしい。記入してしまう方がいたとしても仕方がない」と語っているが記入した者がいたことは「仕方ない」のではなく本人の思考不足に大きな欠陥ありそれを育ててきた国家にも大きな責任(笑)。先日東京に行ったM君曰く某家電店にてクレジットカードを利用しようとしたら署名欄に「署名は楷書でお書きください」と指示あり、と(笑)。電話番号欄もあり記載を要求され何に必要なのかと質せば「もし何かあった場合の連絡」などと店員は答えるがもしクレジットカード使用にて問題あれば当然のことながらクレジット会社に利用者データはあるわけで末端の店にて電話番号を書かせる必要なし。「何かあった場合」といふが署名を楷書にすることや電話番号を記載することがカードの不正利用など「何か」=有事につながるといふことが理解できておらず。このボケ振りは有事のための有事立法といいつつ本当の有事に対応できぬばかりか有事での混乱に繋がる種をみずから撒き散らしている小泉有事立法と同じ。