富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

テレビラヂオの番組改編

癸卯年閏二月十一日。気温摂氏7.7/18.7度。快晴。


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昨日は陽暦で三月晦日しかも金曜日。武田砂鉄的には3月末日がプレミアムフライデーになるのは2017年以来6年ぶりで次は2028年なんださう。会社は年度末で仕事も慌ただしく仕事が終はれば送別会とかで町に繰り出し少しは繁華街も賑やかになつたかしら。武田砂鉄といへば武田砂鉄のTBSラヂオ〈アシタノカレッジ〉のうち金曜日の武田砂鉄は3月末で終了。だが4月からは同じ金曜22時から〈武田砂鉄のプレ金ナイト〉で独立なのださう。あの砂鉄トークが引き続ききけることな何より。だが番組終了は30分早い23:30で月〜金の23:30からの30分帯番組は斎藤工沢木耕太郎の〈深夜特急〉朗読するのださう。なんでみんなそんなに沢木耕太郎が好きなのかしら。〈深夜特急〉は香港・マカオ編がアタシが香港に住むわずか10年前のことで「あんなにスリリングか」と思はず嗤つてしまふのだが「作品」として人気があるのだから大したもの。
今日はさういふわけで朝ドラの「舞い上がれ!」も最終回で大した感動もないどころか「?」の連続のまゝ視聴率不振。NHKのBSでは田中陽希「グレートトラバース3」も歩いて日本縦断で三百名山の最後301番目で利尻山登頂で最終回。TBSラヂオでは赤江珠緒〈たまむすび〉番組終了であの番組でなぜ赤江珠緒があれほど荻上チキだとか武田砂鉄にまでリスペクトされるのかわからずのまゝ。そしてあの〈タモリ倶楽部〉も昨晩で終了。40年ださう。最初のころは面白いと思つて見てゐたし鉄道ファンにとつては線路の分岐だとか京急のモーター音とかかなりマニアックで最高だつた。だが〈ブラタモリ〉の教養番組化したやうに〈タモリ倶楽部〉でもタモリが芸人やサブカル文化人らにちやほやされるばかりで見なくなつてしまつてゐた。昨日の最終回も意図的かもしれないが「面白くない面白さ」に徹してゐた。

三牧聖子(書評)フランシス=フクヤマ『リベラリズムへの不満』:朝日新聞

フクヤマによれば今日ますます多くの人がリベラリズムに背を向けている原因は、古典的リベラリズムの中核的な価値であったはずの「寛容」の喪失にある。古典的リベラリズムの特徴は、理想的な政治社会を追い求めすぎないことにあった。それは人々が「良き生き方」とは何かについて一致できない状況で、なお差異を紛争に発展させないための知恵であった。

佐伯啓思「西欧の価値観「普遍的」か 」朝日新聞

西欧における自由とは何よりも奴隷ではなく主人であること、つまり自らの尊厳を自分で守ること。決して自分のやりたいことをやるのが自由ではない。これが今日の世界を主導する普遍的価値だが果たしてこれを本当に普遍的価値や普遍的歴史観と呼べるのだろうか。

▼ワケのわからない「異次元の少子化対策」を「次元の異なる」と言い換えるくらゐしか知恵のない人たち。