富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

癸卯年正月初六

二日続けて鮮明な怖い夢を見てしまつた。NHKのテレビニュースを見てゐたのだらうがヴェテランのアナウンサーの行動が不自然。通常なら「地震です、かなり大きな揺れのようです」と冷静に言ひさうなものだが最初の直下方のドン!が大きすぎたのか言葉を失ひカメラも安定崩し横を向いてしまつたら大道具さんが次のセットを移動中。それをぼんやりと見てゐたら家人が「地震が来てる」と居間に入つてきて、その直後から水府も震度5強くらゐの強い揺れ。NHKのニュースはそのまゝドキュメンタリーのやうなテイストでアナウンサーらがNHKの建物の屋上に出て周囲を眺め「こ、これは!」と叫んだところで目覚めたら明け方。新宿の超高層ビルが倒壊してゐたのか富士山の大爆発か。

癸卯年正月初六。気温摂氏▲3.1/6.2度。曇のち小雨(0.5mm)。


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新・市民会館は今年七月の開業だが市民会館のできる場所にあつた老舗の豆菓子屋・但馬屋は市民会館の大通り沿ひの最高の場所に営業権活かしテナントとして入つたのは良いが節分で豆菓子屋にとつては儲けときなのはわかるが、このディスプレイは何うにかならないものかしら。あまりにセンスがないといふか景観上かなり疑問。

本夕小雨のなか大先輩Y氏と大工町の奴寿司。水戸の昔のことを随分と話す。中華料理の千春だとか文化湯だとか新しい方ではシュテルンなんて話のなかで大工町にあつた喫茶ヴィーナスなんてこれはアタシにはわからない。雨も止んで泉町仲通りのお好み焼き清太郎に寄り飲み続ける。Y氏と別れさらに深更まで独酌。風が強まりとても寒いなか凍えさうになりながら帰宅。

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水戸芸術館の4月〜の新年度ラインナップはまだ発表にならないが5月13日の水戸室内管弦楽団の第111回定演だけが水戸市の広報誌(広報みと)で発表になつた。別府人のマルタ=アルゲリッチ刀自を招き久々に指揮者はディエゴ=マテウスださう。御年81でラヴェルのこれを弾いてしまふのだから。Youtubeにラハフ=シャニ指揮のイスラエルフィルハーモニー管弦楽団との演奏(2020年)があつてこれを聞いてしまふ。

2020 | Martha Argerich plays Ravel Piano Concerto in G Major + Encore - YouTube

何なのだらう、この諧謔ぶり。あと3曲くらゐ続けて違ふ曲を弾けさうな余裕。アンコールもこんなのありえないだらう。水戸の演奏はこれを超えるのかしら。