壬寅年十二月十七日。気温摂氏▲0.8/12度。快晴。去年の初場所から両国の大相撲は通ふやうになつたがいつも中日だつたので初日は初めて。
本日は山手線の渋谷駅でホーム工事のため山手線は大崎〜渋谷〜新宿〜池袋の外回りが終日運休で山手線全体の運転本数も削減の宜。京浜東北線で秋葉原に行き総武線で両国へ。親方衆による国技館入り口ゲートでのテケツのもぎりも復活して館内での飲食や声援などもだいぶ緩和されてゐた。2階椅子席のテーブルも復活。序二段の最後あたりから観戦。
両国と国技館のお弁当は期待できないから上野駅で崎陽軒の焼売弁当とまい泉のカツサンドを仕入れてきた。今日この観戦をご一緒する新横浜I夫妻が昼過ぎに来館だつたのでテケツを渡しに正面ゲートまで出たらテケツのもぎりが錣山親方(寺尾)ではないか。先場所は阿炎優勝でも親方は入院中だつたのだが復帰とは。
初日なので理事長による協会御挨拶だとか先場所の賜盃と優勝旗返還だとか九月場所の玉鷲と九州場所の阿炎の優勝額除幕式だとかあり。除幕式はちゃんと序幕があつておどろいたがバンクシーのやうなハプニングも少し期待(あるはずがない)。3年ぶりにコロナ禍で初の満員御礼となつた。
折角の初場所初日だつたが本日はアタシの応援する琴手計、大賀と丹治兄弟が本日取り組みナシはまことに残念。だが雑誌『相撲界』読んでゐたら親方衆の座談会で期待の若手力士でトップ3が琴手計、大辻と丹治に絞られてゐて序二段の頃から彼らを応援してゐるアタシの目もなか/\狂ひがないやう。今場所は1横綱1大関で実に125年ぶりださう。その上、横綱・照ノ富士休場で貴景勝だけである。だが阿炎、琴ノ若、豊昇龍や若隆景らが盛り上げ取り組みも盛り上がるのは何より。38歳の玉鷲はじつに元気だが正代はまた力も出せず高安も黒星スタート。
両国で相撲観戦といへばちゃんこ鍋だつたが大相撲でモンゴル勢が一大勢力となつたやうに両国もモンゴル料理が何軒かあつて元・白馬関が家族で経営するウランバートルに飰す。塩茹での骨付き羊肉にかぶりつきモンゴル産のウオツカで流し込む。帰りの特急でも缶チューハイ飲んで本夕のバラカンビートを聴き始めたのだが北千住あたりで寝落ちして起きたら水戸駅のホームに列車到着寸前とはひや/\。今日相撲観戦一緒した新横浜のI君は飲んで帰宅が面倒になると東京駅か品川から新幹線に乗つて一駅ださうで便利だが寝落ちするとのぞみで次は名古屋といふ大変リスキーなこともしてゐるのださう。