昨日の補記。何だか眠かつたのかいくつか綴つておらぬことあり。
- 正月用に飾つた床の間の花で白梅が綻び始めた。年末に自己流で活けてみてセンリヤウを手前にしてゐたがキク（ピンポンマム）が大きく開いたのでそれを全面にしてみたが春節までもつか知ら。
- iPhoneの買ひ替へで旧機（iPhone11）の下取りでヤマト運輸のお兄さんが来てくれたが旧機をそのまま受け取ると後ほど専用の箱にパッキングするのだらうが現物の品番確認等はお兄さんは免責らしく「スマホ1台」としか確認せず現物受け取り控へをくれた。これで問題なければ3万円の返金のはず。考へてみたら香港で購入のものなのだからworld-wideでさうした下取り査定等もしてくれるだけありがたい。新機 iPhone14 はよく動いてくれるが撮影の際にシャッター音がなることだけが玉に瑕で盗撮もできやしない。
- NHKテレビの再放送でスタニスラフ＝ブーニンの近況ドキュメンタリーを見る。
疾病に怪我でリハビリのなか50代半ばだと思ふとまるで老人のやうだがピアノを奏でやうといふ意欲。西ドイツに母と亡命して「西ドイツで得たパスポートに「自由」と書かれてゐて自由社会に来たことを実感した」といつた字幕でブーニンのコメントがあつたが本人は確か“Freiberuflich Musiker”といつたやうでパスポートの職業欄に「フリーランスミュージシャン」と記載があつたことなのだらう。それにしてもソ連では国家の手足として国の内外での演奏と芸術評価がソ連の威光につながることを求められた不自由な演奏家だつたのだから“Freiberuflich Musiker”となれたことがどれだけの幸せか。
壬寅年十二月十六日。気温摂氏0.9/9.9度。快晴。今日は氷点下にはならなかつたが昨日の寒さで建物が凍えてしまつてゐる。今日のNHK-FMでピーター＝バラカンのWeekend Sunshineは3時間半の正月特番。ギタリストの西村ケント君がゲスト。2月10日に香港の荃湾大会堂で初の海外コンサートなのださう。Guitar Week: Kent Nishimura Solo | 荃灣有爵樂 これは確か2019年に企画されたものが暴動の年の情勢不安定で延期になつてゐたものか知ら。
夕焼けの時間も午後5時近くまで延びて空の明るさももうすぐ春であることを告げてゐる。朝の小鳥の鳴き声も春を待つやう。
かうして見ると水戸の市街も何だか近代都市のやう（梅香隧道の南側入り口付近）。街頭の照明がいくつも明るすぎるなか画像の真ん中に小さく十六夜の月が上つてきてゐる。この谷はかつての水戸城の外堀。「紀州堀」と呼ばれるところ。紀州徳川家の頼宣は幼いころに名義上で水戸藩主だつたこともあり水戸藩の初代藩主とされる頼房は兄・頼宣へのオマージュで紀州堀と名付けたとか、水戸城から見て西南の方向にあり紀州もその方角だとか。由縁はよくわからないが。
