富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

難免亦常有涙

壬寅年十二月十五日。気温摂氏▲4.7/8.6度。快晴。小寒。朝の日の出は6:50と遅いが夕方の日の入りは日に日に遅くなり始める。寒満月。

常磐線(茨城県友部)踏切で列車と軽乗用車衝突 車の2人死亡|NHK 

朝8時の事故で午後まで常磐線は羽鳥〜水戸間で午後2時前まで不通。場所は友部は小原の踏切り。これを聞いて「またか」と驚くのは一昨年末、エフフォーリア勝利の有馬記念の日も同じ踏切で自動車が走行中の下り特急列車に突っ込み運転手即死の事故ありアタシの乗つた上り列車がこの踏切を過ぎたあとにすれ違つた特急(ときわ51号)が事故に遭遇だつたため。

富柏村日剩20211226

この小原の踏切「渡ったと思ったらまた線路」の構造。

常磐線の下り(写真上方)と上り(手前)の間に中洲のやうな土地あり確かかつては車両基地だつた記憶があるが友部拠点の貨物輸送もなくなり休閑地は今はJR東日本の所有のまゝ農地とソーラー発電装置となつてゐる。一昨年末の事故も今日の事故もそれぞれ踏切への進入で直接この踏切の構造に起因するものではないが不慣れなら危険な踏切で休閑地の扱ひも含め改良が求められるところだらう。

常磐線と車の衝突現場1年前にも死亡事故「中州」作る二つの踏切:朝日新聞(7日)

近所の人によると近くのイオンモール水戸内原や県立中央病院方面への抜け道として踏切を通る車は多いという。70代の男性は「危ない踏切という認識はないが短期間に事故が相次ぎ驚いている」。踏切の南側に住む女性は「慣れていない人だと中州部分にいて警報音を聞くと踏切内に取り残されたと勘違いし慌ててしまうこともあるのでは」と話した。

(補記)翌7日の夜になり身元確定で亡くなつたのは地元の笠間市内に住む50歳の母親と小学校6年生の息子だつたさう。哀悼。

f:id:fookpaktsuen:20230106073013j:image

国安法下の香港で明報が尊子の政治漫画掲載してゐることはもはや「奇跡」ですらある。だがさすがに香港市役所助役(政務司長)が昨日の明報に掲載された尊子の四コマ漫画に「遺憾」とSNSで苦言。
f:id:fookpaktsuen:20230106073007j:image

国安法や行政長官の権限への揶揄なんて国安法下の香港ではぎりぎりどころかアウトだろ。それがなぜまだ放任されてゐるのか。法輪功が徹底的に弾圧されないのも不思議なのだが。

f:id:fookpaktsuen:20230107223703j:image

(昨日の明報の一コマ漫画)獅子山に黃霑の「難免亦常有涙」なんて垂れ幕は絶対に許容されるものではない(はず)。これは香港の国民的歌手羅文が歌つた〈獅子山下〉の歌詞「人生中有歡喜 難免亦常有淚」(人生に喜びがあつても涙もまたつきもの)からで香港のソウルソングである。

明報で週末の土、日は尊子の漫画掲載はないので週明けが何うなるか気になるところ。

f:id:fookpaktsuen:20230107223719j:image

今日の明報では尊子は香港と深圳の往来につき防疫規制事実上の撤廃で人々が境界なき状況であれこれ大混乱を描いてゐる。