富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

いばら「ぎ」

農暦九月廿五日。気温摂氏6.2/20度。晴。二月に金澤で購つた能登の酒〈末廣〉の純米酒ひと夏越えてしまつたが常温で飲んだらやはり美味。お茄子の和へ物と漬け物、大徳寺納豆と焼き海苔でもう十分。

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さすがに寒くて深更にストーブ(アラヂン)をつけた。ストーブの上で銀座のカフェドランブルの真鍮製のポットでお湯を沸かして珈琲を淹れて飲んだらやはり電気ポットで瞬間で沸くお湯よか珈琲も美味しく感じた。炭火でお釜に湯を沸かして……の久ヶ原T君に点てゝいたゞいた、あれには石油ストーブは敵はないが。

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今日の「いはらき」新聞にドワンゴ知事が「さらば「いばらぎ」濁点宇宙発射計画、始動」なんて何だかウケ狙ひの一面広告。これを全国紙に掲載せず地元紙では「意味あんのけ?」と思ふところだが、そも/\「いばらぎ」と思はれるのは茨城県民が県名を「いばらぎ」どころか「えばらぎ」とすら聞こえるくらゐ「 ゛」が強いから。だから茨城県外で「いばらき」が「いばらぎ」と「誤解されてゐる」のではないく茨城県民に「いばらき」と発音するやう「矯正」「更正」しなければ「いばらき」が「いばらぎ」と県外で呼ばれる不正確さの是正はできないだらう。さういふ意味で地元紙にこれを載せるのは正しいのか。そもそも「城」は「き」であつて訛るはずもないのだが。アタシは子どもの頃から「いばらき」と発音することは意識して正確にしてきたが濁点に関していへば鼻母音はとても音がきれいと思ふので「が」とかかなり「んあ」となる。

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