富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

陰暦六月廿二日

気温摂氏23.4/34.8度。晴。6月末の酷暑に次ぐ暑さ。古呂奈の第七波感染拡大するがもう日常で誰も行動見直しもなし。たゞマスクを外してゐる人はまた少なくなつた。


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土用の丑の日を前に雑誌『大人の散歩』……なんて雑誌はない!(『散歩の達人』と混同した)『大人の週末』最新号で「うなぎ」の特集。東京は方南町の〈宇のじ〉、恵比寿の〈松川〉から始まり東京の次が水府。泉町大通りの〈ぬりや〉、裡信願寺通りの〈中川樓〉と駅前の〈川桝〉と並んで紹介されてゐるのが市内浜田の田村川魚店。那珂川に自店の川魚漁のための船着き場を持ち那珂川を登る鮭(太平洋側で鮭の川登の南限は千葉の九十九里浜由良川なんださう)や今ではもはや希少な天然のウナギを扱ふ川魚店。よくぞこんな地元でも知る人ぞ知る店を紹介するものだと感心するが千波湖のことを「偕楽園の湖」としてゐた。今でこそ広義の「偕楽園公園」に地域として千波湖は含まれるが千波湖は「偕楽園の湖」ではない(千波「湖」といふが正確には千波「沼」である。

▼やはりこんな反体制を文科省に泳がせてゐたといふことで自民党霞が関支配は余計に強化されてゆきたいところだが〈晋三の不在〉で霞が関も多少また良くも悪くも官僚的になつてゆくはず。

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▼昭和50年に佐藤栄作の死去でも国葬にはせぬといふ政府自民党の判断とは。いまになつて思ふと政治にどれだけ大人の良識があつたか。55年体制も悪くいはれ「政権交代」とその失敗での自民党一党独裁を我々国民は許したわけだが55年体制で当時これほど政治に緊張関係があつたと思ふと、あれの方がまだマシだつたとすら思へる今日この頃。
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▼雑誌『アンアン』(7月20日号)の特集「バディの化学反応 2022」で何だか最近、梨園どころかまるで妖園な染五郎と團子(中車の倅)がペアでグラビア写真でホテルの客室のベッドで「BL」ポーズ。古参の歌舞伎通の知己が「見た目ゲイぢゃなくて中身の藝で競へ」と古風な悪口も言ひたくなり〼と。全く。染五郎の亡くなつた叔父さまにこんなのを見せずに済んだだけ良かつたかしら。