富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

居座り伊之助

「海の日」で祝日。陰暦六月廿日。気温22.6/32.0度。晴。水府で気温摂氏30度超は10日(参院選の日曜)以来。西日本や関東でも東京や千葉、それに加へ宮城など東北でも豪雨で水害が伝へられるなか水府は雨も降らず。たゞ栃木から流れてくる河川の水量はまぁ大きなこと。

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陋宅裏の傾斜地にこの時期、クサギがよく繁る。枝を切ったり葉を傷つけたりすると異臭あり「臭木」と呼ばれるが花が咲くと独特の芳香あり。床の間に飾るやうな花ではけしてないが余興で据ゑてみたらショウジョウバエも遠ざかつた。

昨日のこの結びの一番での行司(式守伊之助)の采配にあばからべっそん。この中継を見てゐて思つたより一つ早く制限時間一杯となり行司の軍配が返り「これは今日は結びの一番は長い勝負になつて水入りからの再開か胴体で落ちて取り直しだな」などと軽口を叩いてゐたら本当に熱戦の大相撲となり若元春のまわしが少し緩んではゐたが土俵際近くの攻防で若元春が一気に力を入れたところで行司が「待った」かけ横綱はそれに気づき多少力を緩めたやうに見えるが「待った」に気づかずの若元春は一気に寄り切り発金星、中日で横綱3敗目か!の場。いつもの口をへの字に曲げた伊之助が「何うする?」と審判長に目線を送る。結局その不正確な立ち合ひのところで組みなおして再開で横綱が若元春を投げて白星。本当にあの動態のタイミングで「待った」かけるかね。

舞の海「行司の大失態と言われても仕方ない」まわし待ったに厳しい言葉「前代未聞」 日刊スポーツ

伊之助はとても立行司の格にあらず。差し違へ、土俵下への転落など度重なり憮然とした表情も声の悪さも。そして昨日の、この機転の利かなさは言語道断。進退伺ひ提出どころか辞表提出していたゞきたいが木村庄之助の不在もあり後進も育つてゐないなかで「居残り伊之助」を決め込むのだらう。個人的には九重部屋所属で三役格行司の木村容堂さんを立行司に推したいところ。番付書き役で筆も見事だが人格好し、声好し。