富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

陰暦五月十一日

気温摂氏14.7/21.9度。未明に雨(15.5mm)。北関東では日光が大雨で宇都宮も雨がひどくても雨雲も水戸まで来ると随分と降り疲れ気味のことが多い。しかし今朝は宇都宮でもほとんど降らず。午後は晴れる。九州もまだ梅雨入りしてゐない。関東甲信は6日に梅雨入りとされてゐる。
アタシの好きなパンや(販売所)はいつも夕方にはかなり売り切れ。でも今日はずいぶんとパンが並んでゐた。傾城水戸の京阪神の「味めぐり」催事の余波。普段ならデパートで買ひ物済ませたお客さんが帰りにパンやに寄つてくれる。だが今日は皆さん551HORAIの袋をもつてゐてパンも玉出木村家や堂島ロールなど出店してゐるから。傾城水戸地下のパンや(ポンパドウル)もこの催事の間はパンが売れない。

スカシユリ。一枝につぼみが5つあつて花やでさすがに上のほうの小さいつぼみまでは咲かないかもといはれたが丁寧に扱つてゐたら最後のつぼみも大きくなつて一輪咲いてくれた。

スマホのデジタルで撮つた花は造花にしか見えない

昨日、岩波書店の『世界』を丸善で立ち読みしただけで「香港からの通信」についてあれこれ勝手なことをこの日乗に書いてしまつたが呟板で『世界』編集部が!これをretweetされてた。私が何を書かうと言論の自由ではあるが「せめて雑誌買つてからコメントしろよ」だらう。『世界』は30年以上も(香港でも)定期購読してゐたのだから、それだけで許してもらうしかないか。この「香港からの通信」の筆者は筆名で「林寒盡」。「香港の大手メディアに長年にわたり携わる」で蘋果日報とかOBで誰かが和訳でもしてゐるのか。イザヤ=ベンダサンのやうなことはなからうが。寒盡は太上隠者「人ニ答フ」(唐詩選)より(お軸にでもしたい)「寒盡不知年」からの命名だらう。「山中無暦日 寒盡不知年」で香港でヴェテランのジャーナリストはこんな心境かと思ふとやり切れない思ひ。ところで林寒盡の「盡」だが岩波書店レベルの読者だから通じるのかしら、でももはや「盡=尽」も六ツかしい加茂。

週刊女性(6/21号)と週刊新潮(6/16号)の成田屋記事

「先代の夏雄さんがご存命だつたら」って高麗屋澤瀉屋ぢゃないんだから生前に白鸚だとか猿翁なんてNEXTはなくて團十郎團十郎で十二代目のまゝで倅(孝俊*1)の(西欧では不吉な)十三代目襲名(しかもホワイトモンキー!)もなかつたのだらうが成田やは先代も先々代も早逝でこれも因縁かもしれない。それにしても倅のこんな「不調和」は夏雄さんは悲しいだらう。成田やだから成田やばかりか歌舞伎そのものの困難の暗示かも。
松竹はすでに海老蔵美見限り営業的には次は高麗やの倅にシフトだとか記事もあり。

歌舞伎座六月大歌舞伎17歳染五郎、役と重ねる成長:朝日新聞

まだ芝居もきちんと出来もせぬ若造に松竹もマスコミも「乗り」が安易すぎ。

*1:まさか、この親に貰つた名前まで「寶世」(読みは同じタカトシ)と改名してゐたとは!これも取り巻きの神かゝりな方たちの提案なのかしら。