富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

陰暦四月六日

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陰暦四月六日。気温摂氏12.6/24.5度。薄曇。

昨日の折損事故で傾いた電柱が今日のうちに新しい電柱と取り替へられてゐた。できれば終日この工事の作法を眺めてゐたかつたもの。(以下、知己の詳しい人の言葉を借りれば)電柱は建柱車についたオーガーと呼ばれるドリルのやうな工具で通常2.5mほど掘り埋められてゐて電柱の交換は基礎工事(地面と建造物の「つなぎ」部分の基礎を造る工事)は無く古い電柱を抜いた窩に新しい電柱を埋めるのださう。今日の工事は電柱の交換までで仮設のバイパスの迂回回路の電線があつて高圧線を切断して感電事故を防ぎ……復旧まで慎重な作業が続くのださう。昨晩は東電のあとに関電工の方が現場確認に来られてゐたが、この画像にある高所作業車は地元の場合、茨城電設のものではないか、と。

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風景印道はそれなりに奥が深い。先日の横浜で郵便局2ヶ所で風景印をお願ひしたが「石川町駅前」と「横浜中華街」では明らかに前者の風景印の方が鮮明で美しい。
① まずお作法としてアタクシの切手の貼り方について。石川町は切手2枚で風景印も押し易い。中華街は切手3枚を用ゐたが風景印の直径(37mm)考慮しておけば、もう少し間の余白を開けておくべき。勿論、切手を離して貼れば別に消印を押されるが、それは邪道だらう。
② 風景印を押す郵便局員のお作法。石川町の切手の隅(余白)ほんのスレスレにしか被らない見事な押し方。横浜中華街は押印があきらかに雑でブレてしまってゐる。こんなことぢゃ本来、これを押した職員は辞表を胸に局長にお伺ひもの。これまでの風景印経験だと立派な局員はベテランでも「風景印ですか?」と確認しながら顔は緊張が少し表れ一呼吸置いてから呼吸を整え作業に入る。お茶のお手前と一緒である。

候補者も支持者も頭は地面に埋まつてしまひ何も見えないなか(尊子漫画)