陰暦正月初八。気温摂氏▲2.2/7度。曇のち晴。
NHKのラジオ深夜便で朝４時すぎから旧知の横森美奈子さんが「50代からこそ思い切りおしゃれに」と語るのを（その時間はさすがに寝てゐて）遅れてらじる★らじるで拝聴。もう30年以上前になるが家人が東京を離れ香港に来る前日に広尾の羽澤ガーデンのお庭で開いた夏の夕のパーティに美奈子さんにもお友だち方と来てゐたゞいてゐた。一昨年に癌の発病をされたがさすが見事に克服して術後もその生活をいかに楽しむかをネットで積極的に発信されてゐる。敬服。
ラヂオといへば作家の西村賢太氏の突然の死で（それでも日記で知る限りあの生活習慣では心臓発作とか急死もあつてもおかしくないかと思へてしまふのだが）高田文夫先生がラジオ＝ニッポン放送〈ラジオビバリー昼ズ〉で西村賢太死去を何う語るかと気になり昨日（月）のそれを聞く。番組の冒頭で「賢太が死んじゃったよ」と高田先生。御曹司・慎太郎の文学を尊敬する西村賢太がいかに天国と地獄的に貧乏で孤独で、その生活で楽しみといへばビートたけしのオールナイトニッポンと自分の、このビバリーの前の持ち番組（巨匠高田文夫のラジオで行こう！）からの熱心なファンで番組のノベルティも蒐集してゐたほど。鶯谷の〈信濃路〉に飲みに誘はれたことなど思ひ出話。西村が芥川賞受賞して〈ビバリー〉にゲストで出演した2011年2月9日の音声。孤独で暗い作家の思い切り明るい声はこの高田先生の番組で、ならでは。その２日後の大震災。当時の日記『一私小説書きの日常』を読んでみよう。
信濃路といへば信濃諏訪出身の渡邊千秋子爵の曾孫にあたる外交官出身の渡辺充元侍従長（朝日新聞）ご逝去。2005年の天皇サイパン慰霊に大きく関はつた方。曾祖父・渡辺千秋（宮内大臣）は西南の役のあと鹿児島県令に遣られ初の鹿児島県知事。当時の薩長政治で薩摩討伐後の行政職に遣られたのが信州諏訪の人といふことは大変興味深い。
今のマンションに引っ越して敷いたNuro光は初回契約特典だかで12ヶ月は月額１千円くらゐだつたのが前回の請求で５千円になり、さて何うしたものかと思つてゐたら先方から電話あり。引っ越しや解約の予定がないのであればプラン変更で向かふ３年契約で月額2.7千円だかになるさうで違約金が発生しても大した額ではないので乗り換へることにする。かうした電話でのやりとりで詐欺とかも少なくないのか今この契約をしてゐる0120の電話は何番で今後実際の工事等に関する電話は0120の違ふ番号で更に15分後に03で始まる別な番号で音声対応で契約に使ふクレジットカード番号入力だと説明あり。念のため、その03の番号をネットで調べたら「電話番号Navi」だかで、それがNuro光の支払ひクレジットカード手続きに使はれてゐる電話番号だと照合できた。昔は電話番号は調べるものだつたが番号の信用を確かめる時代になつたとは。陋宅のWi-Fiで下り200mbs、上り480mbsなんて速度なのだから「電話モデム」でパソコン通信のアタシの世代には夢のやう。
【アベノマスク】茨城11市町が6万枚希望-大半が備蓄目的で申請 | 毎日新聞
潮来は水郷で菖蒲栽培の床に、土浦は日本一の生産量誇る蓮根の泥床にアベノマスク転用だといふ噂。
古呂奈の具体的な防疫対策云々ではなくゼロコロナにつき「動態清零」といふ観念の可否をあれこれ……もはや極左の路線論争のやうで末期的。これで内部テロとか粛清とか起きると王道なのだが。
