陰暦十二月十七日。気温摂氏▲4.1/8度。快晴。散髪。晩におでんと熱燗。
今年のお題は「窓」ださう。平成の御代は毎年、皇后さんの御歌に素晴らしいものがあり令和の今もやはり皇后御歌に目がゆく。
新しき住まひとなれる吹上の窓から望む大樹のみどり
子どもでも一読で様子の見てとれる歌である。下手な表現の装飾もなく、お素直で雅子さんのお心もちも快方に向かつてゐるのかと思ふ。皇后御歌であるから「大樹」は天皇の譬へ*1。そこまではわかりやすいが多少この御歌を深読みすれば皇后の立ち位置は吹上の御所内で窓から外に大樹の緑を見てゐるわけで、それを妃の立場とするか寂寥感のやうなものを感じるか。
香港で感染元不明の市中感染あり。その場所がペットショップで商品の小動物を検査したところハツカネズミが感染してをり世界で初めての小動物介する感染例とされ香港のハツカネズミなど2千匹が撲殺される。ヒトに勝手に飼育され殺され愛玩動物も難儀。これで家中のイヌやネコを媒介とする感染拡大だとか香港競馬で厩舎クラスターとかなつた場合に「香港中の家のイヌネコを処分せよ」とか香港ジョッキークラブに
「蘭桂坊之父」盛智文(Allan Zeman)が香港の若者に向けて曰く「向東看,不要向西看」。西側の間違つた個人主義や自由主義を見倣ふべからず、中国を見よ(党紙大公報)。ドイツ生まれのユダヤ人でカナダ国籍を放棄して家里を中共とした御仁のありがたいお言葉。香港の蘭桂坊を一大歓楽街として巨万の富を築けたのも中共による香港経営成功の賜物である。「中共に反撥などせず上手に付き合ふだけ」としたゝかさは大したもの。だが若者に親中土共といふ考へを強いるとなると日本でいへば「なんだ、ケント=ギルバートか」だらう。