富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

陰暦十二月十六日

陰暦十二月十六日。気温摂氏▲0.9/6.8度。最近何だか珈琲や薄茶を一服しただけで本当に心地よさを感じるやうになつた。植物が育つのも。珈琲やで好きな焙煎豆を買つて馴染みの花屋に寄つて。今日は出先でプランターサルビアがもう枯れて捨てられるところだつたのを根本から小さな芽が出てゐるのを見つけて枯れ枝をさっと剪定して春に向け育つのを待つことにした。


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自分の加齢もあるが、こんなバカな世の中だと自分の心のなかにいんなぁとりっぷ©霊友会してしまふしかないのかも。

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焼酎は麦よりも芋が好き。昭和の終はり頃、広尾に〈和亭〉といふ酒場があつて、そこで女将が焼酎の甕の蓋を開けただけで店のなかには豊かな芋焼酎の香りが広がつて下戸だとそれで酔ひさうなほど。それ以来そんな美味しい芋焼酎に出会つてゐないが〈酒のやまや〉で〈小鶴〉を見つけてから「辛口」のそれがお気に入り。その日置にある小正酒造で上等なのが〈蔵の師魂〉で、これをいたゞくのならお湯や氷で割つては勿体ないほどの香りで、そのまんまが実に良かつた。やはりさうなると焼酎は寒い季節の方が味が引き立つといふことになるかしら。

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中国は経済成長続け社会が安定維持することで国民の中共一党独裁が容認される。飢ない社会の大事。政はお上に任せ天下泰平何不自由あらん哉。そこに民主主義だとかワケのわからないことをいふから社会が乱れる。中国の2021年のGDPは110兆億元(1,980兆円)で前年比8.1%増と嘯く党紙大公報。

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中国成長率4.0%、減速鮮明:朝日新聞

党紙は人口14億人も誇つてみせるが建国以来最少の出生数で恐ろしい少子高齢化の社会が待ち受けてゐる。経済が鈍化すれば明日の飯も不安となるわけで、それを民百姓は許さない。実に単純なる統治原理。

中国経済「ゼロコロナ」で停滞 共産党内部からも習指導部への不満:朝日新聞

それは党内でも同じことで経済成長と社会安定が維持できることで習近平の強権政治も許容されるが、その条件が満たされないと不満になる。だが誰として習近平に代はる者などいない。民衆とて中共以外の政権をもつ発想もないのと同じ。

そんなことでよくも米国と対峙する覇権国家になれたものだと思ふが日本なんて他国のことを嗤つてはゐられない。岸田君の施政方針演説も「新しい資本主義」は小泉改革新自由主義アベノミクスを実質的に批判したの(だけ)は大したものだが具体的に何があるわけでもない。「日本ならば、日本だからできる」なんて大東亜戦争じゃないんだから。何うやつて日本が「世界を主導する」のか。

「もう時間ですから」 質問を打ち切った黒田総裁会見に見る末期症状:朝日新聞

アベノミクスに同調する日銀の歴史的金融緩和でまさにカネをドブに捨て続けもしたんだつた。この日銀総裁も何ら処罰されるわけでもない。