富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

光さす

f:id:fookpaktsuen:20220105072533j:image

f:id:fookpaktsuen:20220106122056j:plain

愛国立法会はかつての反政府派議員によるやうな妨害もなく秩序と安定のなか新会期開始は実に喜ばしいところだが民主派ネットメディア停刊が社会に与へる国安都市化への不安は大きく林鄭市長も「報道の自由に干渉することはない」と不安鎮静化に躍起だが香港に報道の自由などないことは小学生でもわかることで今更何を弁明しようどころが信用失墜は解消できるはずもない。あとは時間をかけて市民がこの国安生活に慣れること。大陸ではもつと厳しい条件でも人々は何も不安なく日常生活を送り経済活動も滞りなく進展してゐるのだから。シンガポールと何も変はらない程度の社会安定のための制限を享受すれば良いだけのことだらう。それにより生活の安全が脅かされないのだから。
f:id:fookpaktsuen:20220105072536j:image
f:id:fookpaktsuen:20220105072538j:image

南京の寺廟?に「東京卍會」の黒い特攻服姿の若者現れ、これは何ややら日本の人気マンガのコスチュームらしいのだが、南京なもので「殺」とかに周囲の市民が過敏に反応して騒動に。これが南京でも侵华日军南京大屠杀遇难同胞纪念馆とかぢゃなくて「日軍による南京大虐殺は捏造!」と叫んだわけでもないので、こゝまでトラブルにしなくても、といふ声もあり。いずれにせよ、みんな何だかおかしくなつてゐることだけは確か。

本日陰暦十二月初三。小寒。気温摂氏▲4.2/7.4度。連日寒さが続き暖房つけぬと老朽マンションは室温が摂氏10度に。天気予報で「真冬並みの」といふが、もう十分に寒いと思ふが調べてみたら1日の最高、最低、平均気温が最も低くなるのは例年一月下旬ださうで(ちょうど大寒である)、そこの天候を「真冬」として、その前後でも気温がそこまで下がると「真冬並み」といふさう。

f:id:fookpaktsuen:20220106141752j:plain

もしかしたら一昨年の春に日本に戻つてから初めて?本格的な中華のおかずを盛り合はせで出先でいたゞいてきた。山東省出身者が営んでゐるのださう。餃子を「ギョーザ」と呼ぶのも山東方言だと聞いたことがあるが日本人には山東の味付けが合ふ。口水鶏なんて香港では当たり前のやうに食べてゐたものが何とも懐かしい。水戸の北、那珂市後台にあつて、ずつと〈那珂楼〉だと思つてゐたら〈那珂桜〉であつた。

f:id:fookpaktsuen:20220106141755j:plain

とらやの新年の羊羹、今春の歌御会始のお題「光さす」いたゞく。世の中ちっとも光もさゝないところ。オミクロン株か第六波で沖縄では1日に600人感染。米軍基地従事者から地域感染広がるが日米地位協定で米軍関係者は日本に入国も米軍基地なので日本の検疫受けず。昨年11月からは海兵隊はマスク着用不要。在日基地に赴任しても隔離はなく基地内の行動は自由ださう。TBSのチキセッションで尾身先生のかなり自由闊達なコメントを聞く。感染防止策につき専門家である自分たちが策定したシナリオを自分たちで判断して適用することは判断の客観性に欠けるので自分たちはそのシナリオ策定だけを仕事として判断は政治に、実行は行政が責任をもつてやるべきと判断。勿論その過程でかなりのジレンマもあり昨年秋にステージ4とすぐに判断できなかつた時はかなりのストレスの由。いずれにせよ日本は民主主義国家なのだから意見を出し合ひ議論し対立する意見に耳を傾け共識を求めることの大切。今後の状況を想定し将来を見据へた判断をすることが困難でも、それをきちんとやつてゆくこと、と。御意。