本日陰暦十一月廿四日。数年に一度の寒波ださう。北陸から北日本にかけ豪雪。水府の気温も摂氏▲4.8/6.8度と極寒で西からの空っ風も強い。
下市に野暮用あり。家人と寒さのなか少しでも運動不足解消と歩いて出かける。途中、柵町の常磐線沿ひにゴミ屋敷としてテレビでも紹介された家があるさうで路上から拝見する。現在は居住者おらず。やはりゴミ屋敷は頑なな住人ゐてのゴミ屋敷で無人だと廃墟になるのを待つばかりか。
用事済ませて下市の伊勢屋。昼前だといふのに店の前は数組の待ち客あり。だんご屋なのだが昔ながらのラーメンが評判。ラーメン啜りお持ち帰りで大福を贖ふ。無添加で夜にはもう固くなる、まさに生菓子。団子や饅頭、稲荷に海苔巻きなど拵へ店を明ければ食堂の方に客足は絶えず本当に忙しさう。
桜川の水門橋は今では自動車橋だが元々は水戸と大洗を結ぶ水浜電車が昭和41年まで走つてゐて、アタシにとつては懐かしい水戸の市街の賑はひだが、その鉄道軌道の橋がこれ。今でも橋の両端の接合部分にレールが残つてゐる。鉄道遺産。
水戸駅ビル(EXCEL)のジンズで老眼鏡誂へる。照明の明るくない陋宅で手書きや、殊にベッドに横になつてからの読書で遠視よりも乱視がひどく遠近、中近の両用はもつてゐるが、近い距離だけ見るには不便あり。8千円で40分程で出来上がり。これなら夜の読書まで自宅では不便がない。
聖誕祭の休暇で香港から深圳湾へのボーダーが混雑と大公報。防疫での移動制限もあるが、それ以上に民心が逃亡犯条例や国安法で厭中感抱き大陸に入ることを避けられてしまふといふ印象あり。それが人流が戻つたのだから社会は安定して不安もないといふ確信となる。
「香港只能走有自身特色的民主道路」と劉兆佳先生。この方は中文大学で米国人の親友R君の修士課程での指導教官(政治行政系)で当時「絶対に香港返還後の政府に取り入るよね」と噂してゐたら案の定、返還前に中央政府の港事顧問となり建華6年から10年間、香港市役所の中央政策組の首席顧問を務め政協委員に。政府批判は一切せず体制のなかでいかに立ち振る舞ふか、の御用学者然としてゐるが体制派といふのは左でも右でも体制派なわけで彼が愛国者かといへば収監中の民主派運動家らのほうがよっぽど愛国者であらう。
▼岸田首相動静(26日)【午前】公邸で過ごす。 【午後】5時27分、東京虎ノ門のホテル The Okura Tokyo。フランス料理店「ヌーヴェル・エポック」で山際大志郎経済再生担当相、小林鷹之経済安全保障担当相、木原誠二官房副長官、甘利明自民党前幹事長と食事。8時30分、公邸。……このメンツでフランス料理食べても美味しくないだろ。