もし今、薄熙来将軍と話すことができたら彼はこの習近平一強をいつたい何う思つてゐるか是非聞いてみたい。今日の大公報の見出し「擁護習近平核心、人民就有主心骨」なんて「習近平の「核心」を擁護することで人民は主心骨(はっきりした考え、心の拠り所)をもつことができる」って何だかさつぱり意味がわからないが最近の党紙の論調として人々が習近平を支へることの大切さを説かれるのだ。そもそも「核心」とは何なのか。30字でまとめれば「中共の引導で安定した経済大国としての国のかたちを維持すること」か。
香港立法会選挙。大公報は業種別選挙で「競争激烈」と燥いでみせるが候補はA対BではなくA対A´にすぎず無投票当選避けるための提灯選挙の茶番にすぎない。候補者の1/4が中共の人民代表大会や政治協商会議の香港代表だといふのだから、もう中共一色。選挙は棄権や無効票がどの程度になるかくらゐの関心しかもてず。これを「無効票を投じることで政府への抗議を、民主化要求の意思表示を!」なんて叫ぶと国安法でもう逮捕されてしまふのだから、さういふことを言つてはいけない。我々は領袖の信念たる「核心」を支持することでやつと主心骨をもつことができるのだから。
ユルナイ=ヤーノシュの『「不足」の政治経済学』(岩波現代選書)を読む。ヤーノシュ先生が10月に亡くなつたことをこの記事で読んだ。
吉岡桂子「中国という「怪物」 野心への対処は日本への遺言」朝日新聞
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モンスター・中国の世界的脅威と日本がすべきこと - 吉岡桂子|論座(朝日新聞)
不足の状態化=不足の再生産、つまり不足のもとでの「均衡」状態=不足「均衡」が社会主義経済の正常状態を形成してゐる。
本来、豊かさの向かふにある「社会の富を平等にわかちあふ」はずの社会がモノ不足で基本的な生活物資の入手にも困窮する社会の出現。その問題がなのか?を問ひ詰めた経済学者はが見たものは「共産党一党独裁体制のままで資本主義の要素を取り入れて経済力をつけ、むしろ体制を強固にしてしまった」中国の存在。「権威主義の怪物が世界の自由を脅かしている」。
水戸の公設卸売市場は「地方」なのだが「中央」を加へた扱ひ高でも豊洲を筆頭のランキングで13位。常陸沖の海産と北海道に継ぐ全国第2位の農業生産量ゆゑ。今朝所用あり市場に出向いたら第二土曜の開放日で買ひ出しの市民多数。水産仲卸大手のF君のところでは売り物のマグロをエフ君自らがさっと握つて試食で朝からマグロの寿司をいたゞく。中落ちを買つて晩に中落ち丼にしたが、このたつぷりな量で350円なのである。
海老原靖さんのカルキン君の絵と祖父の遺した句の短冊をやつと額装する。
茶の花は己が手向けの花なりし 竹居
清水和音デビュー40年「ただ良い音を求めて」#吉田純子
— 富柏村 (@fookpaktsuen) 2021年11月11日
「1981年。世界3大コンクールのひとつを制覇した東洋人に世界から録音や出演の依頼が殺到した。ピアノを弾く男性がまだ珍しかった時代で……」はぁ?40年前にピアノを弾く男性が珍しかった? #ファクトチェック https://t.co/THD3exQvc9