香港の行政長官選挙は民主派票が抹消されたことで前回までの唐英年や曽俊華（John Tsang）のやうな体制内非主流の立候補にも面白味もなく最早リンテイの去就くらゐしか話題がなくなつてしまつた。いや雨傘運動によつて志半ばで１期で退任した「党員」CY梁の再登板？もあつたか。
国安法施行により立法会から立法会の運営妨害する反政府派議員が抹消されたことで議会の審議効率の上昇顕著と大公報。その通りだらう。議論もなく政府提案の議案を機械的に承認するだけなのだからAI人形でも置いておけば良いかと思つたがAI人形のほうがAIの頭脳と判断力がある分まともに審議してしまふかも。
21日（木）に千駄ヶ谷の駅前で代々木の方から赤旗日曜版（17日号）を貰つた。赤旗日曜版は小学生の頃から読む機会あつたので生理的嫌悪もないのだが主張は正論だらう。立憲との選挙協力や天皇制などへの柔軟な姿勢など評価できるが、あとはアタシは民主集中制に対しての懐疑があるくらゐ。それでも代々木の見解によれば
党内の規定であつて、それも民主的なプロセスで決議されたことは党員として自発的に守る（従うもあるか）といふもの。見方によつてはこれがあるから党員の反天皇制や立憲との選挙協力反対といつた主張なども抑へられてゐるのかもしれないが。スクープ記事は面白い。
反野党書き込み「Dappi」運営に関与の企業社長は自民党本部事務総長親戚で住宅新築の融資取扱銀行支店は国会通行証がないと使えない衆議院支店（赤旗日曜版）
本日農暦九月十八日。霜降。もう秋なので床の間のお軸や壁掛けの巴水など取りかへる。お軸（王忠といふ書家の「行雲游水」行書）がだいぶ傷んでゐて表装に出さうかと思ふ。祖父の辞世の句といつてよいのだらうか「茶の花は己が手向けの花なりし」も短冊に切つた半紙に書かれたまゝで気になつてゐた。かつては近くに今瀬といふ立派な仕事をする表具屋が家の近くにあつて軒先での仕事を幼いころ眺めてゐて楽しかつたが今では立ち退き（まだ見川といふところにある）さて何うしようか。海老原靖さんのカルキン少年の肖像画も額装もせずにそのまゝだつたので散歩がてらまとめて三点を泉町３のタキタさんに持ち込む。お店の先代の奥様と先々代、わが祖父の時代のことなど話す。こちらは戦前は和菓子屋さんで先々代が書画の趣味が嵩じて画廊や画材のお店を始めらたことなど知るのはもう老人ばかり。
長傘、折畳み傘、雨傘に日傘で傘の数が多くなる。旧丸善から前原光榮商店、小宮商店、舶来では英国のFox商店と傘にコダワるが一本だけ新宿伊勢丹で通りがかりで購入した折畳みの晴雨兼用の傘で小ぶりなのでカバンに入れて出かけるのに重宝してゐた。その「下ロクロ（傘の部位名称）のプラスチック部品が劣化して割れてしまふ。改めて製造元のタッグを見たら「市原」といふ、これも前原、小宮に近い東日本橋の傘製造会社。その「ラムダ」といふ商標。その市原に現品を送り修理を尋ねると下ロクロは上ロクロを外さねば修理できず中棒からの交換で5,500円もかゝるとわかり確か１万円しないもので長年使ひ生地も傷んできたので同じサイズで一級遮光の傘を購入。
【楽天市場】メンズ ブランド ラムダ 折りたたみ傘 晴雨兼用
もう裏地のしっかりした傘ぢゃないと10月も下旬の今日だつて陽射しも防げやしない。その傘が届く。
今日はお風呂に入つた帰りに水府名物のおぐら屋の豆大福を買ふ。帰り道、土曜午後に千波湖近くの交差点でも渋滞で事故？と思つたら衆議院選で自民党現職の選挙活動で週末の午後にスーツにネクタイ姿多く自民党の組織力をまぢまぢと思はされる。選挙といへば今回の衆院選に合はせ最高裁裁判官の国民審査もあるがNHKのサイト最高裁裁判官国民審査特集がよくできてゐると評判。こんなもの作るだけで自民党から叱らせさうだが「注目裁判での判断は」も夫婦別姓や一票の格差を見るだけでも審査判断の参考になるものだらう。
